2022年(令和4年) 4月14日(木)付紙面より
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バレーボール・2021―22Vリーグ女子2部(V2女子)が終了したことを受け、酒田市を拠点とするプレステージ・インターナショナルアランマーレは12日、市国体記念体育館内で記者会見に臨み、北原勉監督、宮本菜月主将ら選手たちがシーズンを振り返った。ファイナルステージ進出を果たし、2年連続で3位になったことについて北原監督は「昨季は何とか入った感じだったが、今季は優勝を狙え、得たものが多い3位だった」と語った。
昨年10月に開幕したV2女子は新型コロナウイルス感染拡大の影響で当初予定していた90試合中、30試合が中止になった。チームによって試合数にばらつきがあることから、「緊急時対策規定」に基づき順位決定方法を「勝ち数」から「勝率の高いチームを上位とする」ことにした。
アランマーレはレギュラーシーズンで18戦し13勝5敗の勝率7割2分2厘をマーク。群馬銀行(勝率9割4分1厘)、ルートインホテルズ(同8割7分5厘)に次いで3位となり、V1との入れ替え戦進出を懸けてファイナルステージに挑んだものの、新型コロナ感染の主力選手らを欠いたこともあり、ここでも3位となり進出を逃した。
北原監督、宮本主将と共に会見に臨んだのは、伊藤摩耶、草島華穂両副主将、2年続けてV2女子ブロック賞を受けたミドルブロッカーの菅原里奈選手、新加入ながらアウトサイドヒッターとして活躍したオケケアル・メソマチ・ウゴチンイェレ選手。北原監督は「超攻撃型を掲げて挑んだ今季、レギュラーシーズンは危なげなかった。ファイナルステージは群馬銀行、ルートインの2強にどう挑むかが課題だった。新型コロナの影響で公式戦が1カ月以上なかったことで、特にルートイン戦は開幕戦のようで固さが見られたが、全員バレーで頑張ってくれた」と述べ、「意気込みなどは各種データを検証してからになるが」と前置きした上で、来季について「普通に優勝を狙えるチームと思う。トータルディフェンス、超攻撃型のバレーで入れ替え戦での勝利を目指す」と話した。
宮本主将は「今季はV2優勝、V1昇格を目指して一戦一戦に集中した。試合を通して成長を実感したシーズンだった。チーム力も付き、先につながるシーズンになった。応援ありがとうございました」と今季を振り返り、「この経験を生かして、これからも戦っていきたい」と続けた。