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2022年(令和4年) 10月30日(日)付紙面より

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タイ政府 ツアー一行 庄内入り みちのくインバウンド東北3県巡る

 酒田市を拠点に東北地方への外国人誘客を図っている「みちのくインバウンド推進協議会」(理事長・熊谷芳則ホテルリッチ酒田社長)が企画した、タイ王国政府関係者による東北視察団の一行が28日、庄内入り。酒田、鶴岡両市を視察した他、夜は酒田市のホテルリッチ&ガーデン酒田で行われた歓迎パーティーに臨み、酒田舞娘(まいこ)、甲冑(かっちゅう)に身を包んだ東北公益文科大生が「和の美」を紹介するなどして「おもてなし」。今回のツアーをきっかけとし同協議会は、運休状態となっているバンコク―仙台間の定期便再開に向けた働き掛けを強化する。

 協議会は、東北地方へのインバウンド増に向けて広域観光ルート開発などを進めようと、熊谷社長らが2015年に設立。現在は東北6県の84企業・団体が加盟している。

 北海道枝幸町のホテル総支配人としてタイ人観光客を急増させた河野裕喜さんをシニアアドバイザーに迎え、タイを中核とした東南アジアからのインバウンドに注力。協議会の働き掛けなどもあり、タイ国際航空は2019年10月29日からバンコク―仙台便を週3便、就航。就航から12月31日までの約2カ月間の搭乗率はバンコク発が86%、仙台発が81%と高水準で推移しその後も多くの予約を受注していたが、コロナ禍以降は全てキャンセル。現在も運休状態となっている。

 全日程を協議会がコーディネートした今回のツアーは30日(日)まで4泊5日の日程で、タイ王立警察庁長官を団長に政府関係者ら82人が福島、山形、宮城の3県を視察している。一行は26日午前に空路で成田空港に着いた後、福島県でリンゴ狩りなどを体験。翌日午後に本県入りし、尾花沢市の銀山温泉、天童市のイチョウ並木を散策した。

 28日は最上川舟下りを楽しんだ後、庄内入り。酒田市の中町モールで地元料理に舌鼓を打ちながら市民と交流を図った他、鶴岡市の加茂水族館を視察。縁日の露店を演出した歓迎パーティーでは視察団員全員が浴衣姿で参加。和のテイストにあふれた羽織はかま姿の石原純一荘内神社宮司、酒田舞娘、甲冑姿の公益大生を囲み、盛んに記念写真を撮っていた。

 熊谷社長は「仙台空港を拠点とするタイからのチャーター便を誘致するなどし、引き続き定期便復活に取り組んでいきたい」と話した。一行は29日、宮城県に移動、大崎市の鳴子峡、仙台市内で行われている秋保ナイトミュージアムを見学。30日午後に帰途につく。

甲冑に身を包んだ公益大生は人気の的。次々と記念写真に納まった=28日夜、ホテルリッチ&ガーデン酒田
甲冑に身を包んだ公益大生は人気の的。次々と記念写真に納まった=28日夜、ホテルリッチ&ガーデン酒田

酒田市中心市街地で市民と交流する視察団員たち=28日昼、中町モール
酒田市中心市街地で市民と交流する視察団員たち=28日昼、中町モール



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