2022年(令和4年) 12月20日(火)付紙面より
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JR東日本の来年3月18日のダイヤ改正で、羽越本線特急「いなほ」の運行時刻が見直され、酒田―東京間が最速3時間44分で結ばれることになった。鶴岡―東京間は3時間半を切ることになり、現行より約15分短縮の速達性向上が図られる。
JR東日本が16日に発表したダイヤ改正によると、特急「いなほ」と接続する上越新幹線の新潟―大宮間の最高速度が、現行より35キロ速い時速275キロに引き上げられる。これに伴い、庄内と東京間の所要時間短縮が図られた。
最速達は上りの午前6時59分酒田発「いなほ4号」で、上越新幹線「とき312号」に接続し同10時43分東京着の列車。最終的な時刻は来年2月25日に公表となるが、この最速達の場合、鶴岡駅午前7時台発の列車では鶴岡―東京間が3時間20分台で結ばれることになる。上越新幹線の最高速度アップとともに、新潟駅でのいなほとの同一ホーム乗り換えの時間を短縮し、現行より約15分短縮が実現する。下りでは午前9時12分東京発「とき311号」に接続し、午後1時1分酒田駅着「いなほ3号」の列車が、東京―酒田間を3時49分で結ぶ
2022年(令和4年) 12月20日(火)付紙面より
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酒田市出身で大相撲十両の北の若関(22)=八角部屋=の激励会が17日、同市のガーデンパレスみずほで行われた。「応援する会」(会長・丸山至市長)が企画したもので、丸山市長らの激励を受けた北の若は「来場所は勝ち越し、優勝と上を目指したい」と意気込みを語った。
北の若は宮野浦小、酒田一中出身。小学3年から酒田相撲教室に通い、中学3年時には全国都道府県中学生相撲選手権大会で優勝。さいたま市の埼玉栄高に進学し2018年、台湾で行われた第15回世界ジュニア相撲選手権大会、全国高等学校総合体育大会(インターハイ)相撲競技でそれぞれ、個人と団体の2冠を達成した。
19年3月に大阪・春場所で前相撲からデビュー。稽古を重ねて着実に力をつけ、東幕下3枚目で臨んだ11月の九州場所で5勝2敗の好成績を収め、今年の1月場所で十両昇進。今年は6場所中4場所で勝ち越しするなど活躍。端正なルックスもあって若手のホープとして注目されている。
この日は会員を中心に約140人が参加。大きな拍手で迎えられた北の若を前に丸山市長は「ブラボー」と第一声。そして「地元の期待を一身に浴び頑張っている。1年ぶりの帰郷・凱旋(がいせん)はうれしい限り。相撲はけがが一番心配。気を付けてもらい、幕内への昇進を期待したい。輝かしい将来を歩んで」と激励。応援する会理事長を務める新田嘉一平田牧場グループ会長の代理として新田嘉七平田牧場社長が登壇し「つや姫」60キロ、「平牧金華豚」1頭をプレゼント。いずれも副会長を務める高橋千代夫市議会議長、加藤聡酒田商工会議所会頭が激励金を手渡した。
これを受けて北の若は「酒田の皆さんから応援してもらい、本当にありがたい。皆さんに勇気と希望を与えられる、元気な相撲を取りたい」と抱負。チアーズ(同市)の加藤明子社長の司会によるトークショーにも臨んだ。終了後は「ツーショット権」「サイン色紙」などが当たる抽選会も行われた。