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2022年(令和4年) 6月17日(金)付紙面より

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2022参院選 各陣営臨戦態勢入る  22日公示7月10日投開票

 第208回通常国会が15日に閉会し、政府は同日午後の臨時閣議で参院選の日程を「6月22日公示、7月10日投開票」と決定した。各党は事実上の選挙に突入し、山形選挙区(改選数1)に立候補を予定する各陣営は臨戦態勢に入った。

 山形選挙区には、国民民主党筆頭副代表で現職の舟山康江氏(56)、自民党新人で元県議の大内理加氏(59)、共産党新人で党県委員の石川渉氏(48)、NHK党新人で発酵料理研究家の小泉明氏(51)、政治団体・参政党新人で会社員の黒木明氏(48)の5人が立候補を表明している。

 3選を目指す現職の舟山氏は昨年末に出馬を表明して以降、着々と選挙の準備を進めてきた。今年2月には国民民主と立憲民主、連合山形による2党1団体で構成する連絡会議を立ち上げ連携を強調。国会の合間に山形へ戻り、県内各地域を巡って後援者へのあいさつ回りを行うなど精力的に動いている。15日には山形市内で全県対象の総決起集会を開いた。

 自民新人の大内氏は党県連の要請を受けた後、先月30日に出馬を表明。一時は舟山氏の推薦論が浮上するなど党本部の迷走のあおりで動き出しが遅れたものの、党県連の組織力を生かして連日、県内各地で街頭演説やミニ集会を開催し浸透を図っている。今月13日に山形市内で後援会事務所開きが行われた。山形市内で18日に開催予定の党県連大会で気勢を上げる。政権与党の公明党が推薦する。

 共産新人の石川氏は組織的な戦いを模索しており、自公政権だけでなく与党寄りの動きを見せる国民民主への批判を強めている。NHK党新人の小泉氏、参政党新人の黒木氏とも今のところ県内で目立った活動はしておらず、公示日に県内入りする予定。

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2022年(令和4年) 6月17日(金)付紙面より

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人間国宝が直接指導 小学生対象に能楽ワークショップ

 酒井家庄内入部400年を記念した「宝生流能楽公演」に合わせ、小学生を対象にしたお囃子(はやし)と狂言・能の所作の体験ワークショップが15日、鶴岡市の荘銀タクト鶴岡(市文化会館)で開かれた。人間国宝の大倉源次郎さん(小鼓方大倉流宗家)から小鼓の打ち方、狂言師・野村萬斎さんから狂言の喜怒哀楽の表現方法を習うなど、指導に当たった当代一流の能楽師たちを通じて日本の伝統芸能の能楽の奥深さに触れた。

 午前のお囃子、午後の狂言・能に分けて行われ、同市内の6つの小学校の5、6年生約370人と一般約20人が参加。笛、小鼓、大鼓、太鼓の囃子の演奏、狂言と能の役者の所作の基本を体験した。

 大ホールのステージで行われた小鼓の体験では、持ち方や打ち方、基本の3つのリズムを練習し、「ホー」「イヤー」の掛け声に合わせ小鼓の小気味よい音を響かせた。大倉さんは、伝統芸能は礼儀や立ち方・座り方が大切なことを説明し、「周りの人と息を合わせることが大事。間が抜けると“間抜け”となる」と伝授。萬斎さんは狂言独特の抑揚をつけた笑いの表現方法を伝えた。

 朝暘三小6年の阿部颯太君(11)は「本物の狂言と能を鑑賞できるのをすごく楽しみに参加したけど、お囃子の体験も面白かった。太鼓はばちで真ん中の白い小さな丸印をたたくのが、ちょっと難しかった」、東栄小6年の上林美桜(みお)さん(12)は「とても楽しかった。小鼓でみんなとそろって演奏できて、褒められたのがうれしかった」と体験の感想を話した。

 体験後は狂言「附子(ぶす)」、能「土蜘(つちぐも)」の鑑賞も行われ、参加者は今回の公演で来鶴したそうそうたる能楽師たちによる演目を楽しんだ。

人間国宝の大倉さんが、小鼓演奏の基本を子どもたちに直接指導した
人間国宝の大倉さんが、小鼓演奏の基本を子どもたちに直接指導した

体験後の能楽鑑賞で演じられた能「土蜘」の一場面
体験後の能楽鑑賞で演じられた能「土蜘」の一場面



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