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荘内日報ニュース
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2022年（令和4年） 7月14日（木）付紙面より
ツイート庄内自然エネルギー発電基金協 持続可能なまちづくり活動へ助成
遊佐町吉出の大規模太陽光発電施設「庄内・遊佐太陽光発電所」の売電事業益を活用した基金を運営する「庄内自然エネルギー発電基金協議会」（運営委員長・伊藤由理子生活クラブ生協前会長理事）は11日、持続可能なまちづくりに寄与する活動を展開する庄内地域の団体・グループを対象として助成先を一般公募すると発表した。来年度から毎年、5件程度に1件当たり20万円を上限に支援。今年8―9月の2カ月間、広く助成先を募集する。
食（Ｆｏｏｄ）、エネルギー（Ｅｎｅｒｇｙ）、福祉（Ｃａｒｅ）の自給圏構築に向けた「庄内ＦＥＣ自給ネットワーク」構想に基づき、庄内自然エネルギー発電（東京都、社長・新田嘉七平田牧場社長）は、同町の砕石会社跡地約31ヘクタールに出力18メガワットの発電施設を建設、2019年2月に稼動した。
これに合わせ、同社と生活クラブ生協（村上彰一会長理事）、庄内地域の提携生産者らでつくる「庄内親生会」、酒田、遊佐両市町の5者は同年5月に行われた施設竣工式の席上、基金創設に向けた共同宣言協定を締結し、1000万円を寄付、市は「庄内自然エネルギー発電基金」を造成し昨年2月、基金運営団体の同協議会を立ち上げた。
本年度はこれまでに積み立てた3000万円のうち、生活クラブ生協組合員と共に推進している酒田市の移住者向け住宅・地域交流拠点形成事業「ＴＯＣＨｉＴＯプロジェクト」と、トラクターの購入補助に充当する遊佐町の農村環境保全機械整備事業に計1390万円を助成。基金を活用し23年度以降、▽再生可能エネルギーにより地域持続可能性を高める取り組み▽農畜林水産物など食料生産振興を図る新たな取り組み▽生活における福祉や保健、医療、教育の推進を図る取り組み―などを展開する庄内全域の団体・グループを支援することにした。
協議会の本年度総会終了後、伊藤委員長と丸山至酒田市長、時田博機遊佐町長が会見。伊藤委員長はこれまでの経過、今後の流れを紹介、「地元の活性化のため活用してほしい」と。丸山市長は「ＴＯＣＨｉＴＯプロジェクトは順調に推移。本年度内に移住者用住居が完成する予定で、既にほぼ満杯になったと聞く。首都圏からの移住者がこの地域に増えることを期待したい」、時田町長は「地域にとってありがたいこと。地域のために必要な活動をしっかりと支援していく」とそれぞれ話した。
助成の一般公募について発表する伊藤委員長（中央）
2022年（令和4年） 7月14日（木）付紙面より
ツイート酒田の魅力広く発信したい アランマーレ 観光スペシャルアンバサダーに
バレーボールＶリーグ女子2部（Ｖ2女子）に所属する「プレステージ・インターナショナルアランマーレ」（酒田市）の選手、監督・スタッフが、同市の観光ＰＲを担う「酒田観光スペシャルアンバサダー」に就任し13日、市庁舎内で委嘱状交付式が行われた。木村友里主将は「すごくうれしく思う。酒田に来て5年目。魅力を広く発信したい」と話した。
同市の観光ＰＲを担う制度として「酒田ふるさと観光大使」があり、主として首都圏在住の市出身者・縁故者を委嘱、観光情報の発進や観光プロモーションへの協力を依頼している。今回は初のケースとして、全国的にも高い知名度を誇るアランマーレにふさわしく、よりＰＲ効果を高めることができる呼称を検討し、「―観光大使」の枠組みの中に「スペシャルアンバサダー」を新たに設定した。
この日は選手・スタッフと共に、アランマーレを運営するプレステージ・インターナショナル（東京）の玉上進一社長も同席。丸山至市長が「会社は地域経済の発展に寄与し、チームはＶ2女子での活躍はもちろん、スポーツ・食育教室を開催するなど地域に貢献しており、感謝。今後も市を挙げてチーム・会社を支援していく」とあいさつ。玉上社長は「酒田に進出して10年余。少しでも酒田、庄内地域に元気をという思いで2015年にアランマーレを設立し、Ｖ1を目指すまでになった。酒田ににぎわいをもたらしたい」と述べた。
この後、丸山市長が木村主将、草島華穂副主将、オケケアル・メソマチ・ウゴチン・イェレ選手の3人に委嘱状、アンバサダーのたすきを贈った。就任を受け北原勉監督は「『善（よ）くて強く、地元の皆さんに愛されるチーム』を創部当初から掲げており、就任をうれしく思う。チームと酒田を全国、世界に発信する」と意気込みを語った。
選手たちは自らの会員制交流サイトなどで酒田の魅力を発信する他、スペシャルアンバサダーの名刺を活用してＰＲに努める。ホームゲームでの特産品の販売なども今後、検討していくという。
交付式終了後、記念写真に収まるアランマーレメンバーたち
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