2023年(令和5年) 2月3日(金)付紙面より
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鶴岡市山田にオープンした県内最大級の人工芝運動場「JA鶴岡だだちゃアリーナ」の利用状況がまとまった。市スポーツ課によると、年間利用者は3万1983人。コロナ禍で昨年1月26日から3月6日まで利用中止の措置が取られたが、同課は「こうした中でも3万人を超えたことはまずまずの状況といえる。今後も子どもからお年寄りまで幅広い年代に利用を呼び掛けていきたい」と話している。
月別の利用者はオープンした2021年12月の5245人をトップに、翌1月の4121人、3月の3501人、11月の3189人と続く。種類別の内訳は1階アリーナでテニスやフットサル、グラウンドゴルフなどを楽しんだ人が2万3426人、2階に設けた1周230メートルのウオーキングコースの利用者は8557人だった。
だだちゃアリーナは2021年12月1日にオープンした。1階アリーナの広さは縦75メートル、横48メートルの3600平方メートル。硬式・軟式テニスが4コート、フットサル(室内サッカー)が2コート、ゲートボールが8コート取れる。このほか、グラウンドゴルフやソフトバレーボール、大玉を使ったレクリエーションも楽しめる。2階には東京パラリンピックで鶴岡市がドイツ選手団ボッチャチームの合宿地となったことを記念し「ボッチャコート」を設けている。
ウオーキングコースにはスポーツウレタン(緩衝材)を敷き詰め、足に負担がかからないよう配慮した。年配を中心とした利用があり中には健康づくりと維持のため「毎日訪れる常連さんもいる」という。
一度、どんな施設なのか子どもたちにも分かってもらおうとアリーナを半日無料開放(午前9時から正午までの3時間)するイベントを行っている。昨年は5月と8月、今年は1月9日の祝日に実施したところ約150人の子どもたちや幼児を連れた家族が訪れた。4回目は3月に予定している。
市スポーツ課は「無料開放は新年度以降も続けていきたい。夏は外気を室内に入れて空気の流動を図っているため、それほど暑さを感じずに運動ができる。保育園や幼稚園、子ども会の行事などにも使ってもらえれば」と施設の有効利用を求めていく。