2023年(令和5年) 4月2日(日)付紙面より
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国土交通省は31日、2023年度予算の公共事業費配分(箇所付け)を発表した。酒田河川国道事務所管内では、23年度開通予定の日本海沿岸東北自動車道(日沿道)の酒田みなと―遊佐間(12キロ)に22億3600万円が配分された。施設関連では新規に、酒田海上保安部が入居する酒田港湾合同庁舎増築工事に2億9900万円が配分され、24年度の完成を目指す。
同事務所の予算概要によると、河川事業に10億9300万円(22年度当初比6%増)、道路事業に146億4700万円(同24%増)が措置された。
日沿道関係では、酒田みなと―遊佐間のうち、20年12月開通の酒田みなと―遊佐比子間に続き、遊佐比子―遊佐鳥海間(6・5キロ)を23年度に開通させる。26年度までに開通予定の遊佐鳥海―象潟(秋田県にかほ市)間の「遊佐象潟道路」(17・9キロ)には山形県側に82億5000万円、秋田県側に51億2000万円の計133億7000万円が配分された。朝日まほろば(新潟県村上市)―あつみ温泉間の「朝日温海道路」(40・8キロ)では、山形県側に34億5000万円、新潟県側に107億円の計141億5000万円が配分された。
国道47号の地域高規格道路「新庄酒田道路」(約50キロ)のうち、戸沢村古口―庄内町狩川間の戸沢立川道路(5・8キロ)には1億5000万円、新庄古口道路に15億6000万円、高屋防災に2億5000万円、高屋道路に35億6000万円がそれぞれ配分された。
河川関連では、酒田市の最上川下流部河道掘削事業に3億7300万円、24年度完成予定の同市の最上川下流鈴川排水機場設備更新に3億8000万円、三川町の赤川中流部河道掘削事業に2億9300万円、23年度完成予定の同町の赤川成田排水機場設備更新に3億8000万円、鶴岡市の赤川かわまちづくり事業に4700万円が配分された。
酒田港湾事務所関連では、港湾整備事業に11億1400万円が配分され、防波堤の延伸、消波ブロック据え付けなどを継続する。