2023年(令和5年) 4月12日(水)付紙面より
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酒田調理師専門学校(御舩明彦校長)の入学式が10日、酒田市の同校講堂で行われ、高度調理技術、調理両科の新入学生計16人が資格取得に向けて新たなスタートを切った。
本年度、入学したのは1年課程の調理科53回生9人、2年課程の高度調理技術科21回生7人。式には在校生と教職員、父母、来賓約70人が出席した。一人一人の名前を読み上げ入学を許可。御舩校長は「庄内地域の食のおいしさは、生産者と共に、食材を調理しリーズナブルに提供する飲食に関わる全ての人の努力のたまもの。校歌に歌われるよう『心根と体』を鍛え、『学識と腕』を磨いてほしい。ここでの学びが将来、大きく花開くことを祈念する」と式辞を述べた。
来賓を代表して安川智之酒田市副市長が「酒田、庄内地域には全国に誇れるメニューが数多くある。食文化の歴史・ストーリーに興味を持ってもらい、表現に深みのある調理師を目指して」と丸山至市長の祝辞を代読。これを受け新入学生を代表し調理科の渋谷春樹さん(18)=酒田市、酒田光陵高出身=が「地域に貢献でき、食べた人を笑顔にする調理師を目指す。皆さんから頂いた温かい励ましの言葉をこれからの学びの力にしたい。感謝の気持ちを忘れず、大きく成長する」と誓った。
学生たちは和・洋・中華といった調理技術を磨くとともに、衛生管理、経営などに関しても知識を深める。