2023年(令和5年) 6月2日(金)付紙面より
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素足で歩ける砂浜にしよう―。「ごみゼロの日」の30日、鶴岡市の湯野浜海岸で市民や小学生合わせて約200人が「ごみゼロ大作戦」を繰り広げた。
海岸の清掃奉仕を通して世界的に問題となっている海洋プラスチックごみについて考える機会にしようと鶴岡市が5月30日の「530・ごみゼロの日」に合わせて行った。
この日は湯野浜小と大泉小の子どもたちや市内の企業、一般ボランティアらが参加し、湯野浜海岸(約600メートル区間)に打ち上げられた漁網やプラスチックごみなどを拾い集めた。
回収したごみは▽空き缶▽ペットボトル▽プラスチック類―に分別。参加者はここ数年、漁網や漁具類のごみが多いことを再確認した。子どもたちは「海ごみの8割は私たち陸地の生活圏からのものと教わった。道路にポイ捨てしたりレジャーで置き去りしたごみが風に飛ばされて水路や川に入り、海へ流れ着いて海岸に打ち上げられることも知った。海洋ごみを減らすためには私たちのマナーが大切と思う」と話していた。