2023年(令和5年) 6月23日(金)付紙面より
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NPO法人エコ・リンクやまがた(遠藤靖彦理事長)が鶴岡市加茂に開設する「渚の交番鶴岡・カモンマーレ」のオープン(24日)に合わせ、同法人と鶴岡市など6団体が22日、「加茂地域における学びと体験活動に関する連携協定」を締結した。海をはじめとする自然や港の景観、水産業など地域特有の資源を活用して海洋教育や海の体験活動を促進し、交流人口の拡大を図り、加茂地域の活性化につなげていく。
カモンマーレは、豊かな海を次世代に引き継ぐための地域づくり総合拠点として、日本財団の補助事業「渚の交番プロジェクト」の一環で整備された。海洋に関するさまざまな教育やシーカヤックなどのマリンアクティビティの多彩なプログラムを提供するほか、レストランなど飲食部門が設けられる。
協定を締結したのはエコ・リンクやまがた、鶴岡市のほか、加茂地区自治振興会、市立加茂水族館、DEGAM鶴岡ツーリズムビューロー、市教育委員会の6者。加茂地域の自然・歴史・文化と、カモンマーレや加茂水族館、地元の住民による活動をつなぎ、海洋に関する学習・体験事業の展開、地域内の周遊観光の促進、来訪者の増加に向けた情報発信などに連携して取り組む。
締結式が市役所で行われ、6者の代表が協定書に署名した。署名者を代表してエコ・リンクやまがたの遠藤理事長が「未来を担う子どもたちが海に関心を持ち、海に関わるきっかけを提供できるようにしていきたい。より良い施設にしていき、地元をはじめ県内外の人たちから愛されるカモンマーレにしていきたい」、皆川治市長は「カモンマーレを地域の活性化につなげ、加茂地域の魅力がさらに楽しめる施設となることを期待している」とあいさつした。
渚の交番鶴岡・カモンマーレは、24日(土)午前に開館記念式典を行った後、同日午後2時に一般来場可能のグランドオープンとなる。25日(日)までの2日間は先着200人に来場記念品がプレゼントされる。