2023年(令和5年) 7月14日(金)付紙面より
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地元企業の仕事などを体験する「WAKUWAKUWORK」が12日、庄内町の立川中学校(佐藤正人校長、生徒93人)で開かれ、3年生が働くことの意義などについて理解を深めた。
働くことの魅力や企業の活動などについて学んでもらい、地元定着や将来の地元回帰などにつなげようと県庄内総合支庁と管内2市3町、中学、高校で組織するWAKUWAKUWORK実行委員会が主催し、2014年度から中学、高校で開いている。
この日は3年生35人が参加。5―6人の班に分かれ、▽山形虹の会▽木村写真館▽自衛隊山形地方協力本部鶴岡出張所▽みのり福祉会▽青南商事▽庄内警察署―の6業種の中から2つを選択する形で行われた。
このうち、庄内警察署では自転車の安全指導に使われるサイクルシミュレーターで自分の運転の癖などをチェック。引き続き、現場で捜査する鑑識係となって、缶コーヒーについた指紋の検出に挑戦。生徒たちは同署員から「犯人がどこに触れたか考えてみて」などアドバイスを受けながら、特殊な粉が付いたはけを使い熱心に取り組んでいた。
参加した成澤快人さん(14)は「興味があったので楽しくできた。参考になった」と話していた。