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2023年(令和5年) 1月10日(火)付紙面より

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晴れやかに二十歳祝う

 「二十歳を祝う会」が8日、鶴岡、酒田、遊佐の庄内3市町で行われた。対象は2002年4月2日―03年4月1日生まれの人。これまでは「成人式」として祝ってきたが改正民法で18歳が成人年齢となったことから「二十歳を祝う会」に名称を変えた。各会場ではスーツの男性やあでやかな振り袖姿の女性が友人と再会。「二十歳の誓い」を新たにした。

【鶴岡市】対象は男性618人、女性551人の合わせて1169人。このうち、荘銀タクト鶴岡で行われた祝う会には男性440人、女性415人の計855人が出席した。
 皆川治鶴岡市長は「成人年齢が18歳に引き下げられ、皆さんは『二十歳を祝う会』として最初の参加者となった。これまで多くの人に支えられてきた感謝の気持ちを忘れず、未来に羽ばたいてください」とあいさつ。加藤鮎子衆院議員と本間新兵衛市議会議長が祝辞した。

 参加者を代表して鶴岡一中出身の後藤天士朗(てんしろう)さん(20)=島根大2年=が「二十歳という人生の節目を迎えられた。今後も鶴岡で培った力と友情を大切に、仲間と助け合いながら歩み続けたい」と誓いの言葉を述べた。

 上郷小の佐藤敦斗君(5年)と佐藤心結(ここな)さん(5年)が「お兄さん、お姉さん、夢に向かって頑張ってください」とメッセージを送った。

【酒田市】「二十歳を祝う成人の集い」を同市の希望ホールで開催。「密」を避けるために中学校ごと第1(酒田一、酒田二、酒田六、鳥海八幡)、第2(酒田三、酒田四、東部、その他)の2グループに分けて実施し、華やかな振り袖やビシッとしたスーツ・紋付き姿で出席した、一つの節目を迎えた男女が気持ちを新たにした。

 対象は1138人(男616人、女522人)。このうち390人が出席した第1グループでは、丸山至市長は式辞で、「人生の節目を迎えた皆さんからぜひ社会の在りよう、自らの人生設計を真剣に考える機にしてもらいたい」と語り、「寂しくなったり、人生に迷ったりしたら、いつでも酒田に帰ってきて。これからも一生懸命に生きて。へこたれず頑張れ」と呼び掛けた。

 高橋千代夫市議会議長が「何事も前向きに、失敗を恐れず輝ける人生を切り開いて」と祝辞。いずれも市立酒田看護専門学校2年で、成人式実行委員を務めた佐原匠さん(20)=新橋二丁目=と市原日和さん(20)=富士見町一丁目=が「これまで受けたたくさんの愛情を分け与えることができるよう、家族や友人、これから出会う人たちに感謝の気持ちを持って接することのできる大人を目指す。人のため、自分のために精いっぱいの努力を重ねていく」と所感を述べた。

【遊佐町】対象は125人。町生涯学習センターで行われた「二十歳のつどい記念式典」には、93人が振り袖やスーツなど人生の節目にふさわしい服装で出席した。

 時田博機町長が「二十歳という記念すべき区切りに当たり、何事にも前向きに挑戦する勇気と気力を持って一歩を踏み出すことを念願してやまない」と式辞。地元選出県議らの祝辞に応え、参加者代表の松田簾さん(19)=野沢、公務員=が「さまざまな場面で壁に直面し悩み傷つくことがあると思うが、励まし合った仲間がいることを忘れず日々、自己研さんに努め向上心を持って明るい未来へ歩んでいく」と謝辞を述べた。

 参加者たちは同センター玄関前で再会した同級生に「久しぶり」と声を掛け、記念撮影を撮り合うなど旧交を温めていた。

スマホで記念撮影する振り袖姿の女性グループ=荘銀タクト鶴岡(上)中学校単位で記念写真撮影=酒田・希望ホール
スマホで記念撮影する振り袖姿の女性グループ=荘銀タクト鶴岡(上)中学校単位で記念写真撮影=酒田・希望ホール

参加者を代表して松田さん(左)が謝辞を述べた=遊佐町生涯学習センター
参加者を代表して松田さん(左)が謝辞を述べた=遊佐町生涯学習センター


2023年(令和5年) 1月10日(火)付紙面より

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渡辺おさむ作「スイーツ獅子頭」 愛称は「碧」と「桃」 酒田市美術館で開催中

 酒田市美術館(石川好館長)は6日、開催中(今月22日まで)の現代美術作家・渡辺おさむさんの作品展「お菓子の美術館」で、同市に寄贈された酒田のシンボル・獅子頭の赤ちゃん獅子にデコレーションを施した新作「スイーツ獅子頭」2点の愛称をbluecreamは「碧(あお)」、pinkcreamは「桃(もも)」にそれぞれ決定した、と発表した。

応募169件から選ぶ

 渡辺さんは山口県出身。東京造形大デザイン学科卒。樹脂などを使い、本物そっくりのクリームやキャンディー、フルーツなどを用いて動物や建物の模型をデコレーションする作風で、国内や海外でも個展を開くなど注目を集めている。

 渡辺さんから寄贈されたのは「スイーツ獅子頭bluecream」と「同pinkcream」の2点。酒田のシンボル・獅子頭の赤ちゃん獅子にも使われているFRP製土台に星形キャンディーやクリーム状の樹脂を盛り付けて獅子頭の質感を表現した作品で、どちらも高さ55センチ、幅55センチ、奥行き55センチの大きさ。

 同美術館では昨年11月20―12月25日に館内エントランスに応募箱を設置して愛称を募集。期間中計169件の応募があり、今月4日に同美術館で審査会を開き、渡辺さんを含めた審査員5人が愛称を決めた。碧には1件、桃には2件が寄せられ、県内の男女3人が名付け親となったという。

 同美術館では選考理由を「現在同市にある他の獅子頭の名前とのバランスを取りながら、誰でも覚えやすく、親しみやすい名前を選んだ」としている。渡辺さんは「愛称とともにこの作品が酒田の皆さんに末永く親しまれるよう願っています」とコメントした。

愛称が決まったスイーツ獅子頭
愛称が決まったスイーツ獅子頭



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