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荘内日報ニュース


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2023年(令和5年) 10月15日(日)付紙面より

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食と緑と技の祭典にぎわう 15日まで「つるおか大産業まつり」 実りの秋 多彩な体験・出展満喫

 地域を支える農林水産業や商工業が集結した「食と緑と技の祭典―つるおか大産業まつり」が14日、鶴岡市の小真木原公園で始まった。初日は出来秋を祝うような好天に恵まれ、家族連れなど大勢の市民が繰り出し、買い出しやものづくり体験などを楽しんだ。15日まで2日間の開催。

 庄内森とみどりのフェスティバルとの同時開催。旬の農林水産物の直売、交流都市関連の北海道木古内町と名寄市の物産展、各種飲食の販売、鶴岡の「ものづくり力」をアピールする工業製品の展示・体験など計約110団体が参加した。

 14日は開場の午前10時を前に人出であふれた。新米の「つや姫」「はえぬき」、庄内柿、リンゴ、ブドウ、マイタケ、赤カブ、大根、ズワイガニやハタハタ、スルメイカ、アオリイカ、口細ガレイなどの産直エリアでは、両手に持った袋いっぱいに産品を買い求める市民の姿が多くあった。

 朝暘武道館の「ものづくりエリア」には地元の高校・高専など教育機関も含め約40の企業・団体が出展し、子どもたちも楽しめる各種体験コーナーを設置。地元の企業の技術力に触れながら工作に熱中していた。

 主催する実行委員会は2日間で2―3万人の来場を見込んでいる。15日も午前10時から午後3時まで開催される。

大勢の人出でにぎわう「つるおか大産業まつり」=14日
大勢の人出でにぎわう「つるおか大産業まつり」=14日


2023年(令和5年) 10月15日(日)付紙面より

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作況指数 庄内99「平年並み」 東北農政局9月25日現在 予想収量584キロ前年比減 白未熟粒が散見

 東北農政局は14日、本年産水稲の作付面積と9月25日現在における予想収穫量を発表した。本県の予想収量(10アール当たり)は589キロ(前年同期比5キロ減)、庄内は584キロ(同13キロ減)となる見込み。県全体の作況指数は100、庄内は99といずれも「平年並み」となっている。

 県内の水田320地点を対象に調査を行った。県全体の作付面積は6万7400ヘクタールで前年比500ヘクタールの減。主食用作付面積は5万2400ヘクタールで前年比300ヘクタールの減少が見込まれる。

 先月25日現在の作柄について同局は「5、6月の高温や日照不足の影響で全もみ数が平年と比べて少なくなったが、出穂期以降の高温により登熟が順調に進んだ」とした一方、「全体的に白未熟粒が散見される」と説明した。主食用作付面積に10アール当たりの予想収量を乗じた予想収穫量(主食用)は30万8600トンで、前年比4400トンの減少が見込まれる。

 庄内以外の県内各地域の予想収量は村山618キロ(前年同期比8キロ増)、置賜594キロ(同9キロ増)、最上556キロ(同17キロ減)。


2023年(令和5年) 10月15日(日)付紙面より

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考 新聞週間に考えること 地域で愛される新聞でありたい

 「ニュースは新聞でなく、インターネットで見聞きする」―。そんな風潮が広がって、新聞離れが進んでいる。今年の新聞週間(15~21日)の代表標語は札幌市の31歳の女性の「今を知り 過去を学んで 明日を読む」。記録性のある新聞は過去を知ることができ、再考することで新しい発想も生まれる。

 ネットで検索すれば、多彩なニュースや情報を見ることができる。しかし、それらは新聞社(テレビも)が取材した記事を転載しているケースが多い。新聞社の取材がなければネットに載ることがない情報もある。新聞の存在意義は大きいということであろう。

     ■

 新聞には投書欄があり、読者から喜怒哀楽の多彩な声が届く。新聞へのお叱りや励ましの声、政治批判の投書も少なくない。掲載は実名、年齢、職業、居住地が明記されている。真実を報道する新聞の使命を表す一端で、誹謗(ひぼう)中傷は目にしない。本紙の「読者のページ」も同様だ。

 ネット全盛の時代で、誰もがSNSを駆使して情報を発信するようになった。しかし匿名による発信も多い。不確かな情報を基に他人を誹謗中傷するような書き込みをし、誰かを傷付けることも少なくない。一時の感情の高まりという勢いに任せ、暴言を発信することはないだろうか。新聞の投書欄と明らかに異なる発信(発言)の仕方だ。

 昔から語られてきた学びの基本は「読み書きそろばん」。物事を知って理解するには、まず読んで考えることに始まる。受け身ばかりでは、何か困難に突き当たった時、乗り越える力が育たないのではないか。

 日本新聞協会が募集した「新聞配達に関するエッセーコンテスト」小学生部門の最優秀賞は、北九州市の4年生の「夜明けのサンタさん」。冬も新聞を届ける配達員のため小遣いでカイロを贈ることにした。新聞は取材と配達する人がいて成り立つ。何よりもうれしい励ましの言葉である。

     ■

 荘内日報の「社是」に「真実の報道で公正な世論を喚起し、地域と共に歩む」とある。地域紙のため、中央の動きを詳細に報道するには限界がある。そんな中にあって、地域に密着した出来事を満載して読者に届けることで、地域に愛される新聞であり続けたいとの誇りを持っている。

 新聞は「社会の出来事について事実や解説を広く伝える定期刊行物」と辞典にはある。新聞にはトップ記事のような大きな扱いもあれば、俗に“ベタ記事”と呼ぶ1段記事もある。だが、そのベタ記事にこそ地域の出来事が詰まっている。新聞を隅々まで読む。新聞は一過性では終わらない知識と思考の宝庫である。

論説委員 粕谷 昭二


2023年(令和5年) 10月15日(日)付紙面より

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珍しい記念切手や日本初はがきも メンバーが長年収集した逸品 日本郵趣協鶴岡「趣味の切手展」

 日本郵趣協会鶴岡支部(五十嵐伸哉支部長)の「趣味の切手展」が鶴岡市みどり町の市中央公民館で始まった。支部のメンバー5人が長年かけて集めた昔の切手やはがきを展示している。

 同支部は毎月1回、鶴岡アートフォーラムで例会を開き、コレクション情報のほか、市民を対象に古い切手を使った「はり絵体験会」も開いている。

 今回の展示は32回目。1873(明治6)年に日本で初めて発行された貴重なはがきをはじめ、1942年に建国10周年を迎えた満州国の記念切手などを紹介している。

 「全国都道府県・地方自治60周年記念切手」をテーマにコレクションした菅原勇さん(84)=鶴岡市陽光町=は「十数年かけて集めた。記念切手を通して各地方自治の時代背景を感じてもらえれば。個人的にはどれもお宝」と笑顔を見せていた。

 展示は16日まで。時間は午前9時から午後5時(最終日は午後3時)まで。入場は無料。15日午後1時から展示作品の説明会がある。鶴岡支部では年齢や性別、経験を問わず一緒にコレクションを楽しむ仲間を募集している。問い合わせは支部連絡責任者の長谷川尚士さん=電0235(22)4180=へ。

「2020東京五輪」で金メダルを獲得した27選手の記念切手と写真を展示したコーナー
「2020東京五輪」で金メダルを獲得した27選手の記念切手と写真を展示したコーナー


2023年(令和5年) 10月15日(日)付紙面より

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県特別支援学校作品展 18日まで鶴岡アートフォーラム 13校から多様な作品 4部門200人125点展示

 県内13校の特別支援学校の子どもたちの作品を一堂に集めた「第20回県特別支援学校作品展」が13日、鶴岡市の鶴岡アートフォーラムで始まった。造形・美術、書道、写真、総合の4部門で約200人から出品された計125点の多様な作品が展示されている。

 特別支援学校に在籍する幼児、児童、生徒が学習活動の中で制作した作品の発表の場として、県特別支援学校長会が主催して開催している。作品鑑賞を通して子どもたちや特別支援学校への理解、啓発を図る場にもなっている。

 同じ学年の友だちみんなの顔をカラフルなサインペンで描いた作品や、水彩画の自画像、きれいな夕焼けを画用紙いっぱいに描いた絵、車椅子に乗っている自身の両足を撮った写真、空き箱などを活用した人形の家、大判の色紙とビニールひもで表現した大型の作品、小皿や箸置きの陶芸など個性いっぱいの作品が紹介されている。

 鶴岡養護学校小学部4年、冨樫篤人君の「ぼくの世界」と題した作品は、好きな形や色紙を自由に選んで貼り絵し宇宙船や果物、魚などを表現したもので、冨樫君が楽しんで制作した様子が見る側にもしっかりと伝わるコラージュ作品となっている。この作品は審査で、「全国特別支援学校文化祭優秀作品展」に出品される6点の一つに選ばれた。

 作品展は入場無料。18日(水)まで開催している。

県内13特別支援学校の子どもたちの作品を一堂に集めた作品展
県内13特別支援学校の子どもたちの作品を一堂に集めた作品展


2023年(令和5年) 10月15日(日)付紙面より

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1等2億円出る 鶴岡でロト6

 みずほ銀行宝くじ部は13日、今月5日に抽選があった数字選択式宝くじ「ロト6」で、鶴岡市美咲町の売り場「鶴岡パルチャンスセンター」から1等2億円が出たと発表した。

 同売り場の女性販売員によると、各種宝くじを求めに1日当たり平均100人ほどが訪れるという。高額当選が出た今回の第1833回ロト6は10月3―5日に販売され、1等は全国で1口だけだった。同売り場では今年に入り、ロト6で2月に2等987万円、8月にも2等114万円の「大当たり」が出ている。販売員は「今年は高額当選が続いていてチャンスかも」と話した。14日に同売り場を訪れた人たちは高額当選を知り、「本当ですか」「すごい。幸運にあやかりたい」などと驚いていた。

 同市ほなみ町の売り場「鶴岡南マックスチャンスセンター」では、2019年のサマージャンボ宝くじで1等7億円(前後賞含む)が出ている。

ロト6で1等2億円が出た鶴岡パルチャンスセンター
ロト6で1等2億円が出た鶴岡パルチャンスセンター



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