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荘内日報ニュース


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2023年(令和5年) 10月8日(日)付紙面より

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旧庄内藩酒井家 大名行列くねる 荘内大祭 忠次公役・ウドさん盛り上げ

 旧庄内藩の参勤交代を再現した大名行列などを繰り広げる城下町鶴岡の祭り「荘内大祭」が6日、鶴岡市の鶴岡公園で行われた。強風の影響で市街地を練り歩く大名行列は公園内のみに縮小されたが、約120人が時代絵巻の行列を繰り広げた。今年は旧庄内藩主酒井家の祖で徳川四天王筆頭の酒井忠次公が登場する大河ドラマ「どうする家康」の放送にちなみ、同市出身タレントのキャイ~ン・ウド鈴木さんが忠次公役として初参加し、祭り見物に訪れた大勢の市民を喜ばせていた。

 行列に先立ち、荘内神社参集殿で奉納行事が行われ、砲術隊の型や甲冑(かっちゅう隊の「酒井の太鼓」の演武、少年三役奴(やっこ)振りの演技、少年少女隊士の論語素読、舞姫の舞などが披露された。

 忠次公の甲冑姿のウドさんが「歴代の藩主と領民が力を合わせ401年の長きにわたり、この地を守ってきたことをうれしく思う。大義である。これからも皆が笑顔で日々を暮らすことを一番に願っておる」との口上を述べ、大河ドラマで演じられた忠次公の踊り「えびすくい」と、キャイ~ンの決めポーズを披露して会場を盛り上げた。ウドさんは馬に乗り、大名行列と共に公園内をくねり、見物客の「ウドちゃーん、ウドちゃーん」の声援に笑顔で応えていた。

 夜には地元の若者たちが企画した「夜音祭」が荘内神社前で開かれ、DJがノンストップでJポップの音楽を流し、音に合わせて参道へ投影するプロジェクションマッピング、キッチンカーや露店の出店に大勢の家族連れや若者のグループが繰り出し、荘内大祭の夜祭を楽しんでいた。

 大名行列は1877(明治10)年10月6日に忠次公ら酒井家の先祖を祭る荘内神社の創建を記念して始まった。荘内大祭は市や荘内神社、地元町内会などによる実行委員会が主催した。

甲冑隊などの大名行列が鶴岡公園を練り歩き、時代絵巻を繰り広げた
甲冑隊などの大名行列が鶴岡公園を練り歩き、時代絵巻を繰り広げた

酒井忠次公役で荘内大祭に初参加したウド鈴木さん
酒井忠次公役で荘内大祭に初参加したウド鈴木さん


2023年(令和5年) 10月8日(日)付紙面より

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「酒田のラーメン」本選参戦中!! 日本ご当地ラーメン総選挙 9日まで 最終日に結果発表

 「真のラーメン日本一を決める」をコンセプトに掲げ、日本ラーメン協会(東京、玉川正視理事長)などが実行委員会を組織し主催した「日本ご当地ラーメン総選挙」の本戦が5日、都内で開幕。ウェブ予選を突破し本戦に駒を進めた、文化庁「100年フード」に認定されている酒田市と酒田のラーメンを考える会(齋藤直会長)による「酒田のラーメン」も“ 出店”しており、「日本一」に向けて引き続き支援を呼び掛けている。

 ご当地ラーメンは、その土地独自の文化や歴史、社会的背景など複合的な事象で誕生した、特色あるラーメンのこと。同協会は▽その土地で広まった実績がある▽特長、特色、定義がある▽発祥から20年以上の歴史を持つ▽知名度がある▽その土地の食文化・社会背景がある▽応援団体が存在する▽行政など公的機関が主体となり、そのメニュー名が認定されている―の7項目を「定義」としている。地域活性化の起爆剤にもなる「ご当地ラーメン」を広くPRしようと、「―総選挙」を初めて企画した。 

 6月14日から約1カ月間にわたって行われたウェブ予選では、全国を7ブロックに分けて計44点がエントリー。このうち東北ブロックでは、日本三大ラーメンの一つとされる「喜多方ラーメン」(福島県)を抑え、「酒田のラーメン」が1位で通過。先月に市役所駐車場で開催した「酒田のラーメンexpo2023」の際も広くアピールした。

 本戦は9日(月)まで5日間、新宿区立大久保公園で行われ、実食した来場者の投票、会員制交流サイトの拡散数などを総合的に評価し、「ご当地ラーメン日本一」を決める。結果は9日午後8時に発表される。

 市は予選同様、考える会と連携し本選に向けても積極的な情報発信を展開。酒田舞娘(まいこ)や市公認キャラクター「あののん」が会場に出向いてPR活動を行うほか、武蔵野市など交流都市、首都圏在住出身者に広く周知。X(旧Twitter)のラーメン紹介記事閲覧数が審査の得点として加味されることから、閲覧も呼び掛けている。

本戦での配布に向け、考える会が新調した冊子「酒田のラーメンものがたり」
本戦での配布に向け、考える会が新調した冊子「酒田のラーメンものがたり」


2023年(令和5年) 10月8日(日)付紙面より

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冬の使者初飛来 鶴岡市大山上池・下池 昨年より1日遅く

 鶴岡市大山の上池・下池に今年も冬の使者コハクチョウが飛来した。6日午前5時25分、下池で3羽の飛来を市自然学習交流館ほとりあの学芸員が確認した。昨年(10月5日)より1日遅いものの、例年並みの初飛来という。

 ほとりあによると、6日朝に下池で3羽のコハクチョウを確認。午前5時半ごろ、強風の中で3羽とも上池方面に飛び立った。約1時間後、上池で5羽のコハクチョウを確認し、間もなく西方に飛び立ったという。

 ほとりあでは「今年も無事に来てくれた。コハクチョウの飛来で秋の深まりと、冬の接近を感じる。生き物が季節を教えてくれるとあらためて実感している」と話していた。

 ほとりあが実施している「コハクチョウの初飛来日あて2023コンテスト」は、前年の約1・5倍となる453人の応募があった。10月6日の予想者は52人で、正解者にはオリジナルのコハクチョウ缶バッジとポストカードが贈られる。また、抽選で1人にコハクチョウのぬいぐるみと市内旅館の宿泊(1泊2食付き)ペアチケットが贈られる。

冬の使者コハクチョウが今年も飛来した=6日朝、ほとりあサポーター・和田亮さん撮影
冬の使者コハクチョウが今年も飛来した=6日朝、ほとりあサポーター・和田亮さん撮影


2023年(令和5年) 10月8日(日)付紙面より

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高橋さん(新堀)最優秀 JA庄内みどり シャインマスカット品評会

 県内で最盛期を迎えたシャインマスカットの品質を審査する品評会が3日、酒田市の酒田駅前交流拠点施設「ミライニ」で行われ、市やJAの関係者らが粒の大きさやそろい具合、色づきなどを比較した。

 JA庄内みどりぶどう出荷組合(飯塚将人組合長)が主催。同JAでは育苗ハウスの利活用などを目的にシャインマスカットの生産拡大を図っており、生産農家の技術向上のため昨年から品評会を開いている。

 同組合のシャインマスカット本格出荷は今年で4年目。生産者も年々増加し組合員は現在108人、出荷量も増加傾向にあるという。同JA園芸課によると、今季は例年に比べ少雨の影響で小粒だが、糖度が整って品質の良いものがそろったという。

 この日は市やJA、市場関係者らが出席。審査の結果、出品された11点の中から高橋博さん(新堀)が最優秀賞に選ばれた。房のボリューム感や香り、糖度の高さなどが高く評価された。

 飯塚組合長は「年々生産者のレベルが上がり、ほかの産地に見劣りしない品に仕上がってきた。庄内にもブドウがあるということを広く周知していきたい」と。同JAのシャインマスカットは今月中旬に最盛期を迎え、県内や首都圏を中心に出荷。シンガポールやタイへの輸出も計画されているという。最優秀以外の結果は次の通り。(かっこ内は管轄支店)

 ▽優秀=飯塚将人(本楯)阿部一義(東平田)▽優=斎藤裕治(広野)藤井信治(酒田)阿部浩(遊佐)

審査員たちが今年のシャインマスカットの品質を審査
審査員たちが今年のシャインマスカットの品質を審査


2023年(令和5年) 10月8日(日)付紙面より

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地元企業の課題にアプローチ 酒田一中プロジェクト発表会 アイデア披露

 酒田市立第一中学校(阿部周校長)の1年生による「プロジェクト酒田」の発表会が2日、同校で開かれた。地元企業などから出された課題に対して生徒たちが多方面からアプローチして企画を考案、そのアイデアをプレゼンテーションするもの。各企業の担当者に向けて生徒たちは今春以降、グループで取り組んできた学びの成果を生かし堂々と披露した。

 同校の総合学習の一環。地域企業の取り組みを知るとともに、現状の課題についても理解を深め、想像力や創造力を高めることを狙いに、地元企業の協力で実施した。生徒たちは6月に観光や飲食、伝統工芸など各事業の取り組みや課題について学習。その後事業担当者から新商品開発や「柿渋の新たな活用方法」「外国人観光客向けの国際交流企画」「バズる(注目が集まる、話題になる)飛島のお土産」などの課題が出題され、生徒たちはグループで計6点の課題の中から一つを選んで意見交換や考察を繰り返し、企画をまとめスライドを作成した。

 この日は課題を出した団体、企業の代表や担当者らが出席。生徒たちは緊張しながらも担当者に向かって自分たちが考えた企画を発表した。

 斎藤染工場(同市南新町一丁目)の齋藤満代表が出した、新商品開発に取り組んだグループの内の堀優衣(ゆい)さん(13)は「伝えたいことを的確に伝えるのが難しかった。グループで意見をまとめるのが大変だったが、みんなで工夫する一体感やまとめた後の達成感が楽しかった。協力して取り組むのが勉強になった」と。プレゼンを聞いた齋藤代表は「リサーチやストーリーがしっかりしたプレゼンだった。これまで中学校で企業紹介する機会はあったがアイデアを考えてもらうのは初めて。中には今すぐ生かせそうなアイデアもあり、自分たちにとっても学びを得るいい機会になった」と感想を話した。

地元企業に企画をプレゼンテーションした酒田一中の1年生
地元企業に企画をプレゼンテーションした酒田一中の1年生



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