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荘内日報ニュース


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2023年(令和5年) 7月25日(火)付紙面より

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新たな「湯野浜文化」創出 フットサル「ラララcup」初開催 名波さんらスペシャルゲスト 県内外130人集いスポーツ交流

 新たな「湯野浜文化」の創出に向けたスポーツイベント「ラララcup in湯野浜フットサル2023」が22、23の両日、酒田市の庄内空港緩衝緑地多目的グラウンドで開かれ、サッカー男子日本代表コーチの名波浩さん率いるスペシャルゲストチームを含め県内外の13チーム計約130人がエントリー。梅雨明けが宣言され、両日とも強い日が差し気温が上昇する中、心地良い汗を流しながら交流を深めた。

 鶴岡市湯野浜地区が持つ「海」「白浜」「温泉」という普遍的価値に、「フットサル」を加えた、新たな「湯野浜文化」の展開を通し、持続的発展が可能なコミュニティーを構築しようと、実行委員会(委員長・五十嵐浩湯野浜100年株式会社CEO)が、趣旨に賛同したスポンサー各社の協賛で初めて企画した。

 初日午前9時半から行われた開会行事では、皆川治鶴岡市長が「コロナ禍が明け、ようやくスポーツで汗を流し、楽しむことができるようになった。かいた汗を温泉で流し、庄内メロン、だだちゃ豆など旬を迎えた地元産食材を味わってほしい」とあいさつ。五十嵐委員長は「皆さんを心から歓迎。フットサルは情熱とチームワークが重要。このイベントを通し、ささやかな幸せを皆さんに届けられたら」と述べた。

 ゲストを代表し名波さんが「けがのないよう楽しんでほしい」と参加者を激励した後、8分ハーフ形式で予選リーグがスタートした。

 選手たちは声を掛け合いながら細かなパスワークや素早いドリブルで相手をかわし、ゴール目指して走り回っていた。

 2日目は順位決定戦で初代王者を決めた。初日夜には鶴岡市の「ゆのはま100年キッチン」で懇親会も開かれ、参加者相互に交流を深め合った。

真夏の日差しを浴びながら熱戦を展開する参加者たち=22日、庄内空港緩衝緑地多目的グラウンド
真夏の日差しを浴びながら熱戦を展開する参加者たち=22日、庄内空港緩衝緑地多目的グラウンド


2023年(令和5年) 7月25日(火)付紙面より

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5商店街 夏まつりにぎわう 鶴岡 歩行者天国多彩なイベント楽しむ

 鶴岡市の中心市街地の山王・鶴岡銀座・みゆき通り・昭和通り・南銀座の各商店街による「5商店街連携夏まつり」が22日、山王通り―銀座通り―南銀座通りの約1・2キロ区間を歩行者天国にして開かれた。約100店の屋台が軒を並べたほか、地元アマチュアバンドのコンサートなど多彩なイベントが繰り広げられ、家族連れや若者のグループなど大勢の人出でにぎわった。

 多くの市民から商店街に足を運んでもらおうと5商店街の関係者で実行委員会(鈴木裕士委員長)が企画した。今回で3回目の実施。

 山王商店街では約20店が出店し、午後4時から恒例のナイトバザールが開かれたほか、山王日枝神社で初茄子祭りが行われた。銀座通りでは屋台やキッチンカーなど約60店が並び、昭和通りとみゆき通り両商店街のブースも設置。この日は夕方になっても30度近い気温とあり、かき氷やよく冷えたビールを買い求める姿が目立った。南銀座通りではよさこい踊りやジャズコンサートが開かれた。

 このうち銀座通りでは庄内コミュニティプラザとなりの広場でステージパフォーマンスが行われ、山形大農学部吹奏楽団の演奏やフラダンスサークルの踊りが繰り広げられた。また、ふじしま太鼓「鼓粋」の演奏では、鶴岡市出身の歌舞伎役者・中村橋吾さんが飛び入り参加。勇壮な太鼓の音色とともに派手なパフォーマンスを披露した。夜には鶴岡中央高校シルクガールズによる手作り浴衣の発表会も行われた。

 浴衣姿で夏祭りを訪れた山形大農学部の留学生ピナシンディ・ウィカンダリさん(21)=インドネシア出身=は「友人の勧めで初めて浴衣を着た。新鮮な体験でとても楽しい」と笑顔。いとこたちとかき氷を食べていた齋藤糸那君(6)=朝五小1年=は「暑いから氷がおいしい。こんな日にぴったりの食べ物があって良かった」と話していた。

 夏まつり実行委の鈴木委員長は「在来野菜を使った一本漬けの販売やさまざまなステージパフォーマンスなど多くの企画を用意した。お客さんから喜んでもらうことが一番大切。日が沈むにつれ、さらに多くの人出がありそうだ」と話した。

涼しげな浴衣姿の若者グループの姿も見られ、大勢の市民が夏祭りを楽しんだ
涼しげな浴衣姿の若者グループの姿も見られ、大勢の市民が夏祭りを楽しんだ


2023年(令和5年) 7月25日(火)付紙面より

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第8回全日本中学女子軟式野球大会 酒田ビクトリーガールズ初出場 山形県代表 単独チームで臨む 京都府で初戦は8月18日VS香川ガールズ

 京都府内で8月に行われる「第8回全日本中学女子軟式野球大会」に、酒田市を拠点として広く庄内地域一円の女子中学生で組織する軟式野球チーム「酒田ビクトリーガールズ」が本県代表として出場する。9日に行われた山形スマイルガールズ(山形市)との代表決定戦に勝利し、初めての出場を決めた。選手たちは強い日差しを浴びながら練習に励んでいる。

 酒田地区野球連盟(池田藤悦会長)は、2018年に女子小学生を対象にした同名の軟式野球チーム「酒田ビクトリーガールズ」を設立。卒団生の受け皿として21年に中学生チームを立ち上げた。酒田連盟の川守田義則理事長は「『続けたい』という選手は山形まで通っていた。環境がないため、続けたいのに諦めざるを得ないという子どもたちをなくしたかった」と話す。酒田、鶴岡、遊佐3市町の1―3年17人が酒井健司監督やコーチ陣の指導でめきめきと力を付けている。

 これまでは県内各地の選抜メンバーで構成したチームが全国大会に挑んできたが、チームが複数になったため初めて県予選会が行われることになった。今月9日に県総合運動公園野球場(天童市)で行われた代表決定戦で、ビクトリーガールズはスマイルガールズを7対3で下し、全国への切符をつかんだ。酒井監督は「充実した投手陣、堅いバッテリーなど守りのチーム。ここ一番での団結力がチームの特長」と話す。

 全国大会は府内5球場で8月17日(木)から7日間にわたって行われる。ビクトリーガールズの1回戦は翌18日(金)で、香川オリーブガールズJHC(香川)と対戦する。主将を務める庄司紅心(れの)選手(15)=鶴岡二中3年=は「勝利に向かい、チームが一丸となって一球一球全力でプレーする。楽しみながらも一試合でも多くしたい」と話した。

単独チームとして初の全国大会に挑む酒田ビクトリーガールズ
単独チームとして初の全国大会に挑む酒田ビクトリーガールズ


2023年(令和5年) 7月25日(火)付紙面より

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遊佐「スマホ道場」好評 講師は地域おこし協力隊・渡辺さん 「教え方丁寧」「分かりやすい」 昨秋から町内各所 受講生は70代中心

 遊佐町地域おこし協力隊の渡辺真央さん(29)が講師を務め、昨年10月から町内各所で開いている「スマホ道場」が好評を博している。受講生は延べ約500人に達した。

 渡辺さんは東京で昨春まで、都市計画コンサルタントとして働いていた。自然に近いところに移住したいと常々思っていて、「海と山がある」ことが決め手になり同町協力隊員に応募。着任後は、デジタル技術を浸透させることで人々の生活をより良いものへと変革するDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進支援業務を担っている。

 スマホ道場もその一環。町生涯学習センターと町内5地区のまちづくりセンターを会場に水、木曜日にほぼ毎週、開いている。受講生は70代が中心で、これまでの最高齢は95歳の女性。対面を基本とし「教え方が丁寧」「分かりやすい」と評価され、リピーターも多いという。

 20日は吹浦まちづくりセンターで開いた。訪れたスマホ歴3年という70代女性の「よく『ごみ箱がいっぱいです』と表示が出る。どう対応すればいいか」との質問に、渡辺さんは「ほとんどの場合、無視して大丈夫。タップすると広告サイトなどに飛ぶ」と教授。無料の天気予報アプリの入れ方なども実際にスマホを操作しながら教え、女性は「不安が解消した。気軽に相談できて、ありがたい」と感謝した。

 渡辺さんは、受講生が家に帰ってからも学べるように作ったオリジナルの説明書を手渡している。「スマホは『操作が分からない』が『怖い』につながり、前に進めなくなる」と分析。毎日使い慣れるのが一番」とアドバイスした。

受講者にスマホの機能や操作などを分かりやすく丁寧に教える渡辺さん(右)
受講者にスマホの機能や操作などを分かりやすく丁寧に教える渡辺さん(右)



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