文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2023年(令和5年) 8月29日(火)付紙面より

ツイート

鶴岡の食文化アピール 麺フェス 多彩な麺料理に舌鼓 50ブースにぎわう 臼杵市と交流

 つるおか麺フェス2023が27日、鶴岡市の荘銀タクト鶴岡で開かれた。麺料理のテントやキッチンカーなど約50ブースが並び、訪れた多くの人が鶴岡の食文化を堪能した。

 ユネスコ食文化創造都市の認定を受ける鶴岡市の食文化の魅力を再認識してもらおうと、鶴岡商工会議所青年部(尾川勝洋会長)が主催。2回目を迎える今回はクラフト店のブースを新たに設け、51店が会場に並んだ。

 紅エビやアサリをふんだんに使ったラーメンやまぜそばなどの麺料理のほか、地元産の麦切りの販売も行われた。海鮮ラーメンを味わった佐藤希乙(きおと)君(5)=鶴岡市西荒屋=は「アサリがいっぱい入っていておいしい」と笑顔で頬張っていた。

 また、大ホールでは、鶴岡市とともに食文化創造都市の認定を受ける大分県臼杵市との食文化ミーティングが開かれ、両市の高校生が食文化に関する活動の発表を行った。

 加茂水産高の生徒はクロエビやトビウオなど低利用資源を活用したラーメンの開発について、庄内農業高の生徒は生産5年目を迎える庄農うどんを通じた地域活性化についてそれぞれ発表した。

鶴岡、臼杵両市の高校生が食文化に関する発表を行ったユネスコ食文化創造都市ミーティング
鶴岡、臼杵両市の高校生が食文化に関する発表を行ったユネスコ食文化創造都市ミーティング

海産物をふんだんに使ったラーメンやまぜそばなどが提供された
海産物をふんだんに使ったラーメンやまぜそばなどが提供された


2023年(令和5年) 8月29日(火)付紙面より

ツイート

秋の峰荒行に挑む 出羽三山神社 4年ぶり一般対象

 出羽三山神社(阿部良一宮司)の山伏修行「秋の峰」が羽黒山を拠点に始まった。全国から参加した男性が9月1日までの7日間、山中を駆け巡る「山駈け」や「南蛮いぶし」などの修行を積む。

 羽黒山の開祖・蜂子皇子が人々の苦しみを救おうと厳しい行を重ねたことに由来する。今年は21歳から79歳まで79人が参加。一般対象としては4年ぶりとなった。

 初日の26日は白装束を身に着けて羽黒町手向の宿坊を出発。点在する社(やしろ)を巡り、随神門から参道に入って羽黒山頂の合祭殿を目指した。

 京都から来た団体職員の川崎裕太さん(32)は「コロナ禍で自分を見つめる時間が増えた。峰入りを体験し修行を終えた自分の五感がどのように変わるか。頑張りたい」と話した。

 修行内容は「他言無用」といわれるが、参加者は羽黒山中にあるお堂に泊まりながら早朝から夜遅くまで荒行に挑む。

出羽三山神社の「秋の峰入り」。山伏を先頭に羽黒山頂を目指した=26日
出羽三山神社の「秋の峰入り」。山伏を先頭に羽黒山頂を目指した=26日


2023年(令和5年) 8月29日(火)付紙面より

ツイート

日本海に沈む夕日楽しむ 「とびしま」クルーズ 船上けん玉パフォーマンスも

 酒田市と離島・飛島を結ぶ定期旅客船「とびしま」(253トン、定員230人)で行く庄内浜夕陽サンセットクルーズが26日、庄内沖で行われ、家族連れらが船上から日本海に沈む夕日を眺めるなど楽しんだ。

 全日本空輸(ANA)あきんど庄内支店(前田誠支店長)とJR東日本庄内統括センター(所長・遠山浩一JR酒田駅長)が連携したおもてなしイベントの一環。「空と陸」の連携は今年3月に酒田―新潟駅間を運行する観光列車「海里

〈KAIRI〉」でも行われ、ANA客室乗務員(CA)「ANAブルーアンバサダー」らが乗客をもてなした。

 今回のサンセットクルーズでは置賜地区で観光ツアーなどを企画・運営するアルカディア観光局とも連携。県内唯一の離島・飛島をPRするとともに、庄内と置賜の観光促進にもつなげようと企画した。

 この日は県内外から親子連れら121人が参加。スタッフらも含め計約150人が乗船し、午後5時に酒田港の定期船ターミナルから出港。けん玉世界大会で優勝経験がある米国出身のニック・ギャラガーさん=長井市=による5連大皿や10連大皿といったけん玉パフォーマンスなど船上アトラクションを楽しみながら約1時間半にわたって庄内沖をクルーズ。同6時10分ごろに日本海に夕日が沈む間際になるとスマートフォンで景色を撮影したりするなど楽しんでいた。鶴岡市から家族で参加した菅原優空(ゆあ)君(4)は「船には初めて乗った。きれいな夕日が見られて楽しかった」と話していた。

日本海に沈む夕日を撮影する参加者
日本海に沈む夕日を撮影する参加者

ニックさん(右)から指導を受けながらけん玉にチャレンジ
ニックさん(右)から指導を受けながらけん玉にチャレンジ


2023年(令和5年) 8月29日(火)付紙面より

ツイート

地元の養蚕学び 地域の活性化考える 温海中生がボランティア養成講座に参加

 本年度の鶴岡市温海地域青少年ボランティア養成講座が26日、同市木野俣の旧福栄小学校で行われた。温海中学校の生徒3人が木野俣地区で取り組まれている養蚕について学びながら、地域を盛り上げるボランティア活動について考えた。

 青少年からボランティア活動への理解を深めてもらい、社会参画と地域貢献を考える機会を提供しようと鶴岡市教育委員会と市社会福祉協議会温海福祉センターの主催で実施している。本年度は温海地域の中学生と高校生5人が受講。今月5日に1回目が行われ、木野俣集落や同地区の地域おこし協力隊「木野俣いきいき隊」(五十嵐正直代表)の活動などを学んだ。

 2回目の今回は「蚕を育てるお手伝いをしてみよう!」。木野俣いきいき隊メンバーをはじめ、旧福栄小校舎を活用して地区住民が取り組んでいる養蚕を知る内容で、温海中の2、3年生3人が参加した。

 講師は養蚕飼育指導員の菅原久継さん(鶴岡市大岩川)が担当。初めに旧校舎内で飼育している生まれたての蚕の幼虫を観察した。中学生たちは菅原さんの「この幼虫は3日前にふ化したばかりで体長は0・5ミリもない。この1ケースに2万5000頭おり、桑の葉をたくさん食べて何回も脱皮し6センチほどまで成長する」といった説明を聞いた。

 続いて座学が行われ、菅原さんが「近年特に注目されているのが『食べるシルク』。高たんぱく質で、成分は人の体とほぼ同じ。うどんやラーメンの麺に練り込む方法はすでに鶴岡市内で行われている。血糖値を下げるほか、少ない量でエネルギーを得られるなどさまざまな効果がある」と解説した。

 その後、蚕のサナギを乾燥したものや、蚕の餌になる桑の葉のお茶や天ぷらを試食。温海中3年の五十嵐彩乃さん(15)は「サナギはエビやカニみたいな味がして、割とおいしくて驚いた」と話していた。

ふ化したばかりの蚕の幼虫について菅原さん(奥)の説明を受ける中学生たち
ふ化したばかりの蚕の幼虫について菅原さん(奥)の説明を受ける中学生たち


2023年(令和5年) 8月29日(火)付紙面より

ツイート

幅広い分野学び堂々と発表 公益大 ジュニアドクター鳥海塾 プログラミング技術高く

 県内や隣県の小中学生を対象に、科学技術をけん引する人材の育成を図る東北公益文科大学(酒田市、神田直弥学長)による教育プログラム「ジュニアドクター鳥海塾」の中間成果発表会が27日、公益大で行われ、1―2期生から選抜された第2段階塾生がここまでの研究成果を披露した。

 科学技術イノベーションをけん引する傑出した人材の育成に向け、意欲がある能力の高い小中学生を発掘し、その能力を伸ばすことを目的に科学技術振興機構(JST)が展開している支援制度「ジュニアドクター育成塾」に、公益大が応募した「ジュニアドクター鳥海塾」が選定されたことを受け、2022年度に開講。現在、山形や秋田などの小学5年―高校2年生の1―3期生計約50人が、コンピューターを使いこなすために必要なプログラミング技術や心理学、観光、宇宙など幅広い分野で学びを深めている。

 この日は小学6年―高校2年生の第2段階塾生18人が自身で取り組んできた研究テーマの経過を発表。このうち、「交通安全教室で使う教材のWeb化」に取り組んでいる成田怜央(れお)さん(14)=鶴岡四中3年=は「紙の教材は管理が難しく、準備の手間などの問題がある。教材をRuby(ルビー)でウェブ化した。生徒用と教師用のページを作り、教師用のものは生徒の回答が一覧で見られるようにするなど工夫した」とし「片付けなども必要なく、授業時間を有効利用できたのではないか」などと発表。会場には保護者ら関係者も訪れ、堂々とした発表に聞き入っていた。

ジュニアドクター鳥海塾第2段階塾生らが中間発表
ジュニアドクター鳥海塾第2段階塾生らが中間発表



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

 
■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

Loading news. please wait...

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field