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荘内日報ニュース


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2023年(令和5年) 8月31日(木)付紙面より

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鶴岡市 5商店街お得に 9月1―30日 PayPay5%クーポン発行 鶴岡銀座、鶴岡みゆき、昭和通り、一日市、十日町 独自キャンペーン

 鶴岡市街地の各商店街は9月1日から1カ月間、500円以上のPayPay(ペイペイ、QRコード決済サービス)決済で最大5%付与のクーポンが発行される独自キャンペーンを展開する。商店街でのPayPay企画は県内や東北地域でも珍しいという。

 対象となるのは鶴岡銀座、鶴岡みゆき、昭和通り、一日市、十日町の5商店街65店舗。商店街のキャッシュレス化・DX化促進や新規顧客開拓、にぎわい創出などを目的とする。

 クーポン名は「9月は鶴岡商店街がオトクに!最大5%戻ってくるキャンペーン」。買い物の前にクーポンを取得し、対象店舗でPayPayを利用して500円(税込み)以上の買い物、支払いをすると最大5%のPayPayポイントがクーポンに付与される。利用回数は無制限で、キャンペーン期間中の付与上限は1000ポイント。各商店街の中には一部対象外店舗があるため、買い物の際に確認が求められている。

 クーポンは、キャンペーン参加の各商店街などで配布しているチラシのQRコードを読み込むと取得できる。キャンペーンに関する問い合わせは鶴岡銀座商店街振興組合=電0235(22)2202=へ。

鶴岡市街地の5商店街によるPayPayキャンペーンが9月1日にスタートする
鶴岡市街地の5商店街によるPayPayキャンペーンが9月1日にスタートする


2023年(令和5年) 8月31日(木)付紙面より

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鶴岡市芸術祭トップ飾る 白甕社美術展スタート 9月10日まで

 鶴岡市芸術祭のトップを切る白甕社(齋藤拓委員長)の美術展が30日、鶴岡市の鶴岡アートフォーラムで始まった。会員と一般から寄せられた絵画や彫刻、工芸など合わせて118点が展示されている。(2面に入賞者名簿)

 白甕社は1924(大正13)年、旧制鶴岡中学校の学生を中心に、当時の庄内地方では珍しい洋画運動による地方文化の発展を目指した美術団体として設立。当初は「白虹社」と称したが、翌25年に会長へ就任した地主悌助氏が「白甕社」に改めた。来年はいよいよ創立100周年を迎え、会員たちが着々と準備を進めている。

 今回は会員65人から69点(遺作3点)と、一般41人から49点の作品が寄せられた。齋藤委員長など会員5人による審査の結果、最高賞の白甕社賞には佐藤育生さん(会員・酒田市)と村山晴香さん(一般・天童市)の作品が選ばれた。

 アクリル絵の具を使った佐藤さんの作品「不易流行―何処へ―」は、静謐(せいひつ)さを感じる水のよどみを緻密な描写で表現した。非現実的な風景を写実的に描き、豊かな感性がダイレクトに伝わってくる。

 村山さんの作品「おつきさま さよならを おしえて」もアクリル画で、キツネや鳥、魚、クラゲなどさまざまな動物が混在する幻想的なイメージを描いた。豊かな色彩と優れた構図、表現力が評価された。

 美術展は9月10日まで(9月4日は休館日)。入場料は一般400円、高校・大学生200円。

 昨年に引き続き、今年も作品頒布会が行われる。美術展終了後の9月16、17日の日程で、両日とも午前10時から午後7時まで。会場はJR鶴岡駅前のFOODEVER(フーデバー)。昨年の頒布会は午前中にほとんどの作品が販売済みとなったため、白甕社は「作品購入希望者は早めの来場を」と呼び掛けている。

初日から大勢の市民が足を運んだ白甕社美術展
初日から大勢の市民が足を運んだ白甕社美術展


2023年(令和5年) 8月31日(木)付紙面より

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「責任の重み実感」決意新た 矢口氏へ酒田市長選当選証書

 任期満了に伴う酒田市長選で当選した新人で前副市長の矢口明子氏(56)=中町三丁目=に対する当選証書付与式が29日、市役所で行われ、市選挙管理委員会の高橋清貴委員長から証書を受け取った。

 高橋委員長は当選証書を朗読して矢口氏に手渡した後、「酒田をけん引する新たなリーダーとして、市民一人一人の幸せ、地域の発展に大きな成果を上げられることに期待。今後一層の活躍を祈念する」とあいさつした。

 来月6日に初登庁となる矢口氏は「責任の重さを実感している。高橋委員長の言葉を胸に刻み、丸山至市長の行動力を見習って4年間頑張りたい」と決意を述べた。

 市議補選で当選した田中斉氏(66)=宮野浦二丁目、佐藤伸二氏(66)=中牧田=にも当選証書が付与された。


政策判断・行動力に期待 丸山酒田市長最後の会見

 来月5日の任期満了で退任する酒田市の丸山至市長(69)が29日、最後の定例会見に臨んだ。県内初の女性市長となる後任の矢口明子氏について「一緒に市政運営に携わった人に引き継いでもらえることはうれしい。市政発展のため、副市長時代同様に尽力をいただきたい。政策判断・行動力に期待をしたい」と話した。

 市内の中学校で一昨年2月に女子生徒=当時(13)=が自殺した問題で、市長部局の「市いじめ重大事態再調査委員会」による調査が進められていることに関して、「結論が出ない中で退任を迎えることは心残り。次の市長にしっかりと引き継ぐ」と。また、バレーボールV1リーグに昇格したプレステージ・インターナショナルアランマーレの本拠地となる新アリーナについて、国や県、民間の支援が必要との考えを示した。

 丸山市長は「歴史的に見ても、発展性においても酒田の持っている底力はかなりあると思う。一市民として市政運営の応援団になりたい」と話した。

高橋委員長から当選証書を受け取る矢口氏(左)
高橋委員長から当選証書を受け取る矢口氏(左)

最後の定例会見に臨んだ丸山市長
最後の定例会見に臨んだ丸山市長


2023年(令和5年) 8月31日(木)付紙面より

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対話と議論通じ「生命観」考察 慶應大生らの合宿「庄内セミナー」始まる

 慶應義塾大の学生らが庄内の自然と精神文化に触れながら「生命(いのち)」について幅広く考える、合宿形式の「庄内セミナー」が29日、鶴岡市の国指定史跡・庄内藩校致道館で始まった。9月1日までの3泊4日の日程で、山伏修験体験や羽黒山石段登り、同大先端生命科学研究所見学とともに、対話と議論を通じて自らの「生命観」を見つめ直す。

 同大教養研究センターが2008年度の鶴岡セミナーを前身に庄内地域で開催しており、鳥海山、出羽三山、庄内平野、日本海に囲まれ、歴史・文化・自然・人が織り成す多彩な「生命」に恵まれた庄内をフィールドに、自分自身の「生」をより深く、幅広く考えてもらうもの。12回目の今回は同大の学部生・大学院生14人に加え、初めて慶應高2、3年生4人も参加し、計18人が「庄内に学ぶ生命」をテーマに多角的、体験的に学んでいる。

 初日の29日は藩校致道館で開会行事があり、旧庄内藩主酒井家18代当主の酒井忠久さんが「慶應高校の107年ぶり夏の甲子園優勝おめでとう」と歓迎のあいさつ。「庄内には自然、文化、歴史のほか、世界最先端の慶應先端研など多様な資源がある。人と人とのつながりも学び、より有意義なセミナーにしてほしい」と激励した。

 引き続き、庄内藩校致道館統括文化財保護指導員の富樫恒文さんの案内で同館を見学。致道館の成り立ち、「天性重視・個性伸長」「自学自習」「会業(かいぎょう)の重視」の教育の特色などの説明を受け、学びの精神が現在も引き継がれていることに触れ、遊佐町出身で慶應高教諭の鳥海奈都子さんを講師に、「親子で楽しむ庄内論語」の素読を体験した。セミナーに参加した慶應高3年の岩崎壱栄さん(17)は「生物学が好きで、先端研を見学したくて参加した。藩校致道館の教育方針や今まで習った読み方とは違う庄内論語に興味を持った」と話していた。

藩校致道館で「庄内論語」の素読を体験する参加者
藩校致道館で「庄内論語」の素読を体験する参加者



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