2024年(令和6年) 1月4日(木)付紙面より
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正月三が日、庄内各地の寺社は初詣の参拝客でにぎわった。元日は朝方に冷たい雨が降ったものの昼頃には晴れ間も見え、大勢の家族連れなどが今年一年の健康や家内安全を願い、神仏の前で静かに手を合わせた。
今年、辰歳(たつどし)御縁年を迎えた鶴岡市下川の善寳寺(水口道雄住職)では31日夜から参拝客が増え始めた。1日午前10時過ぎには700台が駐車できる南側駐車場をはじめ、周辺の駐車場が全て満車となるなど参拝客で混雑した。
境内には大勢の家族連れが足を運び、本堂前のさい銭箱にお金を投げ入れて静かに手を合わせる姿が見られた。また、龍神様のご利益を得るため本堂でご祈祷(きとう)を受けた後は龍王殿に参拝し、お守りを買い求めるなどしていた。
両親ときょうだい合わせて6人で参拝した石井空蓮(あれん)君(14)=鶴岡二中2年=は「昨年から善寳寺へ初詣に来ている。部活で良い成績を出せるように、健康でいられるように願ってきた」と話していた。