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2024年(令和6年) 1月16日(火)付紙面より

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廃棄リンゴを活用 自ら栽培ヤマブドウ SDGsスペシャルミックスジャム 山大農学部4年 安岡千穂さん

 フードロス削減に向け、山形大学農学部食料生命環境学科・アグリサイエンスコースの安岡千穂さん(4年)が、廃棄リンゴと在来果樹のヤマブドウを使ったオリジナルジャム「SDGsスペシャルミックスジャム」を作製した。昨年12月の先行販売では約130個が完売。来月に追加販売を予定している。

 同学部の高坂農場では果実の約3割が未利用で、堆肥として利用されている。それらを有効活用し在来果樹の商品価値を見いだそうと卒業論文の一環で作製した。ヤマブドウを自ら栽培・収穫し、一般や学生などに試食を繰り返しながら約半年間で作った。

 ジャムはヤマブドウに対してリンゴ(ふじ)を4倍使用。ヤマブドウの独特な苦みを抑え爽やかな風味を残しつつ、リンゴの甘みが感じられる万人受けする味に仕上げた。リンゴ単体のジャムに比べて老化やがん、生活習慣病などの予防効果があるとされる抗酸化力の数値が3倍高いという。120グラム入りで価格は400円。先行販売分では廃棄リンゴを約30キロ使用したという。

 11日、山形市の同大小白川キャンパスで行われた記者会見で安岡さんは「廃棄果実が有効利用され、ジャムを買っていただいた人に『また食べたい』と言ってもらえてうれしい。ジャムを通してSDGsについていろいろな人に知ってもらいたい」と話した。

 ジャムの追加販売は高坂農場で行う。問い合わせは同農場=電0235(24)2278=へ。

廃棄リンゴとヤマブドウのオリジナルジャムを作った安岡さん
廃棄リンゴとヤマブドウのオリジナルジャムを作った安岡さん



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