2024年(令和6年) 2月17日(土)付紙面より
ツイート
鶴岡市羽黒町川代の就労継続支援B型事業所さくらが丘(社会福祉法人いなほの会運営・加藤景一理事長)で15日、「さくらが丘祭」が行われた。地域の人たちと交流を図ろうという冬のイベントで、コロナ禍以降5年ぶり。寿司処「三幸」(鶴岡市本町二丁目)の川上祐士店主(83)らが訪れ、参加者に握りずしを振る舞った。
イベントには施設に通う障害者や地域の人たちなど55人が参加。近くに住む「ピアノハウス桜ケ丘」の滝沢佳奈子さんらによるオカリナやウクレレ演奏に合わせて障害者が歌ったり室内ゲームを楽しんだ。
恒例となっている三幸の慰問では、川上店主とすし職人の矢島学さん(41)が鮮やかな手さばきでタイやヒラメ、イカ、タコなどの握りずしを仕上げた。 参加者は「おいしい」と舌鼓。川上店主と矢島さんの前にはお代わりを求める人たちの長い列ができた。
川上店主は「今日は午前7時過ぎから仕込みに入りたくさん食べてもらえるよう巻き物を含めて約800貫分用意した。久しぶりに施設の人たちの笑顔を見ることができて何より」と話した。