2024年(令和6年) 7月2日(火)付紙面より
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海開きを前に浜辺をきれいにしようと山形アパレル工業協同組合(高野邦夫代表理事・加盟7社)のクリーン作戦が29日、鶴岡市の由良海岸で行われた。加盟各社の社員と外国人技能実習生合わせて約100人が参加。砂浜に打ち上げられたプラスチック類のごみを拾い集めた。
同組合は鶴岡市内にある6社、南陽市1社の衣類製造会社で組織する。由良海岸のクリーン作戦は昨年に続いて2回目。「日本のボランティア精神」について理解を深めてもらおうと各社で働くベトナム、中国、ミャンマーの技能実習生に呼び掛けて実施した。
この日は約1時間半にわたって砂浜のごみ拾いを繰り広げ、ベトナムから来た女性は「きれいになったでしょ」と覚えたての日本語で笑顔を見せた。
外国人技能実習生制度の見直しや円安による各国の賃金問題がニュースとして取り上げられている中で高野代表理事は「ここに来てくれた技能実習生はみんな明るく元気に頑張って働いている。早く日本の文化や生活スタイルに慣れてもらえれば」と話した。