2024年(令和6年) 7月6日(土)付紙面より
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鶴岡市の加茂水産高(小山和彦校長、生徒58人)恒例の「創立記念カッターレース大会」が5日、加茂港内で行われた。生徒たちが息を合わせてオールをこぎ、海上の熱戦を繰り広げた。
同校の創立記念日(7月5日)に合わせて、毎年行われている水産高校ならではの伝統の学校行事。全長約9メートル、幅約2・5メートルのカッターボートに、こぎ手12人と艇長、艇指揮が1人ずつの計14人が乗り込み、途中で折り返す往復600メートルのコースでタイムを競う。今年は1―3年生の4チームと、教職員・同窓会のチームの計5チームが出場し、2艇の対戦形式で1チーム2レースを行い、合計タイムを競った。
この日は、梅雨の晴れ間が広がり、波も穏やかで絶好のレース日和。スタートの合図とともに各艇のこぎ手たちが長さ約4・5メートルのオールを操り、艇指揮の掛け声に合わせてチームワークを発揮。息を合わせて力強くオールをこぎ、しぶきを上げながらカッターを海面に走らせた。
事前に4回の練習を積んで初めてのレースに臨んだ1年の阿部祐磨さん(16)は「力いっぱいこぎ続け、きつかったけど、仲間と一緒に力を合わせて走らせることができて気持ち良かった。先輩相手にいい勝負ができたと思う」と話していた。