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2024年(令和6年) 7月9日(火)付紙面より

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親睦深め致道館高を支援 鶴岡南・鶴翔 鶴岡北・如松 両同窓会受け継ぐ新体制スタート

 県立鶴岡南高、鶴岡北高の2校が統合し県立中学校を併設して今春開校した中高一貫校の致道館中学・高校(遠田達浩校長)の第1回高校同窓会総会が6日、鶴岡市のグランドエル・サンで開かれた。鶴岡南高の鶴翔同窓会で会長を務めた齋藤正志氏を初代会長に選任し、鶴翔と鶴岡北高・如松の両同窓会の歴史を受け継ぐ新体制がスタートした。

 総会には役員や来賓、同窓生など120人余りが出席。同窓会長に選任された齋藤氏が「鶴岡北、鶴岡南両校の同窓生が結束し、新校を応援したい。皆さんの理解と協力を」、遠田校長が「致道館中学・高校は生徒と教員合わせて1000人超。どのような学校になるか不安もあったが、生徒たちは明るく前向きに頑張っている。同窓会の皆さんからも変わらぬ支援と協力を頂くとともに、温かく見守ってほしい」とそれぞれあいさつした。

 協議は鶴翔、如松の両同窓会について2023年度の最終的な事業、決算報告が行われた後、致道館同窓会会則制定を承認。運営について「鶴翔、如松の両同窓会の会員及び事業を全て引き継ぐ」とし、毎年7月第1土曜日に総会・親睦会を開催する。総会・親睦会と同窓会報発行(11月)は実行委員会主体で実施することなどを承認した。

 本年度事業計画は、11月まで東京をはじめ全国各地の鶴翔、如松の同窓会が総会を開催し、統合を進める。11月中に本年度と来年度の実行委員会引き継ぎを行い、来年2月に25年度の第1回実行委員会を開催する予定。

 総会後、グランドエル・サンのクリスタルホールで第1回親睦会が開かれ約200人が出席。五十嵐孝義実行委員長が「致道館高校同窓会として新しい歴史を紡ぐことになって初の親睦会。鶴岡南、鶴岡北の伝統と歴史を後世に語り継げるよう皆さんと親睦を深めていきたい」とあいさつした。

 続いて齋藤同窓会長など役員や全国各地の同窓会関係者などが鏡開き。坂田敬一東京鶴翔同窓会長と油井智子東京如松同窓会長の音頭で乾杯した。致道館高校の校歌や鶴岡南、鶴岡北の旧校歌の紹介を聞きながら、新たな歴史の門出を祝った。

致道館高校同窓会の関係者が鏡開きし、新たな歴史の始まりを祝った
致道館高校同窓会の関係者が鏡開きし、新たな歴史の始まりを祝った


2024年(令和6年) 7月9日(火)付紙面より

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将来の夢実現のヒントに職場体験学習 酒六中2年生番組制作に挑戦 酒田「ハーバーラジオ」生番組に出演も

 酒田市内でコミュニティFM「ハーバーラジオ」を展開する酒田エフエム放送(同市中町二丁目、前田英樹社長)で4、5の両日、職場体験学習が行われ、酒田六中の2年生2人が番組制作などに挑戦した。

 同社は昨年、メディアパートナー包括連携協定を結ぶさくらんぼテレビ(山形市、鈴木謙司社長)と共に学びへのモチベーション向上、職業・企業理解の促進、将来的な地元回帰率アップを図ろうと、酒田市内の中学2年生を対象に「職場体験感想文コンクール」を初めて開催。5校から計52点の応募があり、審査で最優秀賞2点など決めて表彰した。同コンクールは今年も行われる。

 生徒2人は初日午前9時前に「出勤」。前田社長の講話に続き酒田産業会館内の同社スタジオ、市中町庁舎に設置されている中継局を見学・点検したほか、お昼の生番組「ランチタイムハーバー」に出演した。

 2日目午後は同社パーソナリティーの真田優さんの指導で、地域のニュースや天気概況、交通情報、フリートーク、好きな音楽、インフォメーション酒田で構成する30分の模擬番組「アフタヌーンハーバー」制作を体験。真田さんから「ニュース原稿を読むときはゆっくりと。原稿に区切りを入れておくと、聞いている人に伝わる」などと教えてもらい、何度も反復していた。男子生徒(13)は「思っていた以上に楽しかった。将来の夢の一つにジャーナリストがあり、メディアで経験を積むことができて良かった」、女子生徒(14)は「仕事はやはり大変。それでも局の人たちは楽しそうにやっていて、すごいと思った」と話した。

真田さん(左)の指導で番組制作に挑戦する生徒たち=5日午後、酒田エフエム放送スタジオ
真田さん(左)の指導で番組制作に挑戦する生徒たち=5日午後、酒田エフエム放送スタジオ


2024年(令和6年) 7月9日(火)付紙面より

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地域を美しく鶴岡でクリーン作戦 「小さな親切」の会 鶴岡公園と周辺清掃活動 誠朋建設地域貢献 黒瀬川沿い草刈り

 鶴岡「小さな親切」の会(会長・松田正彦荘内銀行頭取)の鶴岡クリーン大作戦が7日早朝、鶴岡市の鶴岡公園と周辺で行われた。

 全国組織の小さな親切の会が各地で一斉に展開している「日本列島クリーン大作戦」の一環で、約40年続いており、今回は会員事業所などから約430人が参加。開会式で松田会長は「鶴岡のシンボルでもある公園と周辺をきれいにして、市民や観光客が気持ち良く過ごせるよう、皆さんの協力をお願いします」と主催者あいさつ。来賓あいさつで、皆川治市長が協力への感謝を伝えた。

 クリーン大作戦は活動エリアごとに7つの班に分かれて、午前6時から約1時間行われ、子どもたちも協力して公園内などの園路や植え込みの除草、ごみ拾いなどの清掃活動を繰り広げ、環境美化に汗を流していた。


 「県民河川・海岸愛護デー」の7日、庄内の河川敷や庄内浜で市民ボランティアによるクリーン作戦が行われた。参加した人たちは護岸の雑草を刈り取ったり砂浜に打ち上げられたごみを拾い集め、地域の美化活動を進めた。

 この日の早朝、鶴岡市羽黒町の黒瀬川には誠朋建設(鶴岡市伊勢原町)の上野岩雄社長(74)をはじめ全社員37人が集合。約500メートル区間の左岸と右岸に分かれて大人の背丈以上に伸びた雑草を草刈り機で刈り取った。護岸の道路に散った雑草は機械の風圧で吹き飛ばした。

 上野社長は「黒瀬川の護岸工事を請け負ったことをきっかけに毎年7月の県民河川愛護デーに合わせて作業をしている。今後も社の恒例行事として地域の環境美化に貢献する社会奉仕を続けていきたい」と話した。

 次回(年2回)の「県民河川・海岸愛護デー」は9月8日(日)。県内各地でNPO法人らが一般市民に参加を呼び掛けたクリーン作戦を繰り広げる。

鶴岡「小さな親切」の会のクリーン大作戦で除草作業を行う参加者
鶴岡「小さな親切」の会のクリーン大作戦で除草作業を行う参加者

黒瀬川の護岸で雑草刈りのボランティアを行う誠朋建設の社員
黒瀬川の護岸で雑草刈りのボランティアを行う誠朋建設の社員


2024年(令和6年) 7月9日(火)付紙面より

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「酒田の花火」理解深めよう! 安藤煙火店 製造工場で3号玉作り体験

 8月3日(土)に酒田市の最上川河川敷で行われる「酒田の花火2024―光、笑顔、満開」を前に、花火に関する知識を深める体験型ワークショップが7日、本県で唯一花火製造に携わる安藤煙火店(同市栄町、安藤周一社長)の製造工場(同市中野俣)で開かれ、市内の家族連れ6組17人が参加。同社取締役の安藤孝二さん(42)はじめ同社花火師の案内で工場内を見学して回ったほか、参加者全員が3号玉の製造を体験した。

 今年の花火大会は、バレーボールチーム・アランマーレ山形のカウントダウンとともに開幕。7部構成で実施し、2尺玉を含め前回と同規模の約1万発を、これまでの90分から60分に凝縮し打ち上げる。同社による第7部「グランドフィナーレ」では展開幅を最大限に生かし、2尺玉と大空中ナイアガラの競演を予定している。「市民から楽しんでもらう」をコンセプトの一つに掲げており、その一環として今回、実行委員会事務局の市交流観光課が初めて体験型ワークショップを企画した。

 製造工場に集合した参加家族は、同社花火師の金野雅美さん(38)の案内で工程順に場内を見学。金野さんは「混ぜ合わせる薬品によって色が変わる」「たくさんの色が作れるが、青色が最も難しい」などと紹介した。その後、2組ずつ3班に分かれ製造体験。孝二さんらの指導で、段ボールなどを用いて作った「玉皮(たまかわ)」に「星」と呼ばれる火薬を手際よく丁寧に詰め、爆発させる火薬、導火線を配置した。この日は「七夕」ということもあり、参加者全員が短冊に願い事を書いて当日に打ち上げられる2尺玉に貼り付けた。

 「うちゅうひこうしになりたい」と願い事を書いた宮田麻央さん(7)=亀ケ崎小2年=は父母と共に参加。昨年の花火大会終了後、酒田に引っ越してきたこともあり、「花火の作り方が分かった。完成した時はうれしかった。初めて見る酒田の花火がとても楽しみ」と。孝二さんは「参加した皆さんが楽しそうに作ってくれ、われわれとしても勇気、励みになる」と話した。参加家族には当日の観覧チケットなどをプレゼントした。

安藤孝二さん(左)の指導を受けながら花火製作を体験する家族連れ
安藤孝二さん(左)の指導を受けながら花火製作を体験する家族連れ



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