2024年(令和6年) 7月9日(火)付紙面より
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酒田市内でコミュニティFM「ハーバーラジオ」を展開する酒田エフエム放送(同市中町二丁目、前田英樹社長)で4、5の両日、職場体験学習が行われ、酒田六中の2年生2人が番組制作などに挑戦した。
同社は昨年、メディアパートナー包括連携協定を結ぶさくらんぼテレビ(山形市、鈴木謙司社長)と共に学びへのモチベーション向上、職業・企業理解の促進、将来的な地元回帰率アップを図ろうと、酒田市内の中学2年生を対象に「職場体験感想文コンクール」を初めて開催。5校から計52点の応募があり、審査で最優秀賞2点など決めて表彰した。同コンクールは今年も行われる。
生徒2人は初日午前9時前に「出勤」。前田社長の講話に続き酒田産業会館内の同社スタジオ、市中町庁舎に設置されている中継局を見学・点検したほか、お昼の生番組「ランチタイムハーバー」に出演した。
2日目午後は同社パーソナリティーの真田優さんの指導で、地域のニュースや天気概況、交通情報、フリートーク、好きな音楽、インフォメーション酒田で構成する30分の模擬番組「アフタヌーンハーバー」制作を体験。真田さんから「ニュース原稿を読むときはゆっくりと。原稿に区切りを入れておくと、聞いている人に伝わる」などと教えてもらい、何度も反復していた。男子生徒(13)は「思っていた以上に楽しかった。将来の夢の一つにジャーナリストがあり、メディアで経験を積むことができて良かった」、女子生徒(14)は「仕事はやはり大変。それでも局の人たちは楽しそうにやっていて、すごいと思った」と話した。