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2024年(令和6年) 7月10日(水)付紙面より

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勇壮に「刀くぐり」 遊佐町吹浦 横町神代神楽 初の父娘共演も

 遊佐町吹浦の横町地区に伝わる民俗芸能「横町神代神楽」(町指定無形民俗文化財)が6日夜、同地区の諏訪神社神楽殿で上演された。平安時代の武将、渡辺綱(わたなべのつな)らが大江山の鬼を退治する物語「源の頼光」など5演目を披露。3人が手にした白刃を握り合いながら勇壮に舞い踊る「刀くぐり」では初めての父娘共演もあり、地元の役者たちに観客から大きな拍手が送られた。

 江戸時代後期には舞われていたとみられる。後継者不足などで1957年に途絶えたが、地元有志が83年に復活させた。近年は保存会(本宮茂樹会長)に児童・生徒も加わり舞人や楽人として協力している。

 今年は、遊佐中2年の佐々木真優(まひろ)さん(13)が、父親の早人さん(40)らと「刀くぐり」を堂々と演じ、喝采を浴びた。また、ともに同町地域おこし協力隊の渡辺真央さん(30)が渡辺綱を、吉田実さん(27)さんがヤマタノオロチのいけにえになりそうになる女神・櫛名田比売(くしなだひめ)役として登場。伴奏など裏方を含め女性が大活躍した。

 同じ渡辺姓の綱を演じることに不思議な縁を感じたという真央さんは「面を着けると視野が限られるので、目をつぶってでもできるよう練習を頑張った」とし、こうした神楽などを継続するため住民たちが楽しみながら努力していることに敬意を表した。

佐々木真優さん(左)が父親の早人さん(右)らと共に「刀くぐり」を演じた
佐々木真優さん(左)が父親の早人さん(右)らと共に「刀くぐり」を演じた



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