2024年(令和6年) 7月18日(木)付紙面より
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鶴岡市の鶴岡公園二の丸広場の一角に16日、人が近寄ると噴水が飛び出す「水遊び場」が設置された。オープニングイベントがあり、近くのマリア幼稚園の園児が招待され、真夏を思わせる暑さの中、「キャー、キャー」と歓声を上げて楽しそうに噴水を浴びていた。9月1日までの日中に遊ぶことができる。
夏の子どもの遊び場整備の一環で、市が仮設の装置を設置した。プラスチック製の網目状の床面(2・7メートル×4・5メートル)の下に水道水を流すホースがあり、床面にある15の噴水口から水が飛び出す仕組み。噴水はタイミングをずらして瞬間的に噴き出すタイプで、50センチから2メートルほどの高さに上がる。人の動きを感知するセンサーが取り付けられ、感知すると約10分間、水が出る。使用時間は毎日午前9時から午後6時まで。1カ月半にわたって使用する電気代と水道代を除いた設置に伴う事業費は工事や設備レンタルで約100万円。
オープニングイベントで、マリア幼稚園年長児33人が水遊びを体験した。高く低く「ビュッ、ビュッ」と出てくる噴水に「楽しい」「気持ちいい」と叫びながら時間を忘れて水を浴び、中には飛び出てくるのを待ち構えて水をつかもうとする園児もいて、園児たちは「毎日遊びたい」「幼稚園の帰りにお母さんと一緒に来たい」と笑顔いっぱいに話していた。噴水の水遊び場は土足厳禁で靴を脱いで遊ぶ。