2024年(令和6年) 7月30日(火)付紙面より
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スペインでサッカー少年を育成しているフットボールアカデミーのコーチを招いた「1dayレッスン・バルセロナスペシャルクリニック」が27日、鶴岡市の小真木原陸上競技場で行われた。庄内一円の小学3年生から6年生の男女合わせて約70人が参加。名門クラブ「FCバルセロナ」に選手を送り出している敏腕コーチの直接指導を受けた。
子どもたちの夢や希望を育む支援事業を展開している「SHONAI」(本社・鶴岡市、山中大介代表取締役)が、サッカーJ2のモンテディオ山形(本社・天童市、相田健太郎代表取締役社長)とタイアップして企画した。バルセロナの一流選手・ヤマルやクバルシを育てたニル・コンゴストさん(27)=ブレインフットボール=らコーチ2人を招待した。
5対5の守備練習を通してニルさんは「もっと視野を広げて。味方と相手の動きを認識しよう」「プレスをかけてボールを奪う気持ちを強く持って」「よし、ナイスプレーだ」と通訳を通して精力的に子どもたちを指導した。
酒田市から来た小学4年生の男子は「とても楽しかった。世界トップクラスの指導者からドリブルやパスの出し方を教わった。いつもの練習で試してみたい」と笑顔を見せた。
普段スペインで8歳から14歳を中心とした少年を指導しているニルさんは「日本の子どもたちは学ぶ意識が強い。将来、トッププレーヤーとして活躍しそうな有望選手も見受けられる。上達するには常に『一番になるんだ』という野心を持つことが大切」と話していた。
スペシャルクリニックは前日の26日に天童市でも行われ、2日間で合わせて約150人が参加した。