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2024年(令和6年) 7月31日(水)付紙面より

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製作ロボで課題クリア 鶴岡 小学―高校生コンテスト熱戦

 自律型ロボットによる国際的なロボットコンテスト「WRO Japan2024」公認の山形地区予選会が28日、鶴岡市の鶴岡工業高校で行われた。小学生から高校生まで3部門で競技が行われ、ロボットがコース上の課題をクリアする正確さやスピードを各チームが競った。

 同コンテストは、子どもたちが自らの手でロボットを製作し、組み込んだプログラムによる自動制御の技術を競う。メカトロ技術の基礎、基本を習得し自発的かつ創造的な学習態度の育成を図るとともに、ものづくりによる課題解決型教育の推進と新技術への夢を育むことを目的とする。

 山形地区予選会はエレメンタリー(小学生)、ジュニア(中学生)、シニア(高校生)の3部門が行われ、小学生と中学生はいずれも鶴岡市内から各2チーム、高校生は鶴岡市と内陸から計8チームが出場した。

 各チームのロボットは超音波センサーや色の識別センサーが組み込まれており、競技ステージに描かれたラインや設置されたブロックの位置や色を判断する。特定のブロックを指定されたポイントまで運搬し、技術の正確さや作業のスピードで加点される。フィールド内に置かれた柵などの障害物や建物に見せかけたブロックを倒すと減点になる。

 競技は部門ごとに2回ずつ行われ、子どもたちは事前に何回もプログラミングやロボットの動作をチェック。本番では自走するロボットが想定通りに作業してくれるよう見守った。プログラミング上のミスでロボットがブロックの色や位置を認識できず、無念のリタイアに涙する子どももいた。

 エレメンタリー部門に出場したチームKRKの鈴木心太朗君(11)=朝暘五小6年=と長谷川華心さん(9)=上郷小4年=は「ロボットがプログラミング通りに動いてくれて、練習よりもうまくいった。推薦をもらえて全国大会へ出場できたらうれしい」と話していた。

 全国の決勝大会は来月24(土)、25日(日)に富山県総合体育館で行われる。山形地区予選会の成績上位で、全国大会でも活躍が期待できると判断されたチームは決勝大会への出場を推薦される。

自走型ロボットがプログラミング通り動いてくれるよう見守る子どもたち
自走型ロボットがプログラミング通り動いてくれるよう見守る子どもたち



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