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2024年(令和6年) 8月1日(木)付紙面より

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荘内病院でオープンホスピタル 高校生が実際の医療現場学ぶ 進路選択の一助 生体人形で注射も体験

 鶴岡市立荘内病院(鈴木聡院長)で31日、「オープンホスピタル」が行われた。高校生たちが聴診器を耳にして生体人形の心音や呼吸音を聴診したり、静脈注射を体験したりと実際の医療器具や技術に触れた。

 将来の医師や薬剤師の確保に向け、医療の道を志す高校生から地域における中核病院の役割を知ってもらい、進路選択の一助としてもらうとともに、荘内病院で働く多職種への理解促進を図るもの。2011年に初めて開催し、コロナ禍での中止を挟み今回で12回目となった。

 今回は鶴岡市や周辺の市町から1、2年生計10人が参加。開会式の後、4グループに分かれて「気管内挿管」「心音・呼吸音の聴診」「静脈注射模擬穿刺(せんし)」「超音波診断」の各診断処置を体験した。若い世代同士で話しやすいよう、同病院の20代の研修医が中心となって指導した。

 このうち気管内挿管体験は、各用具の使途目的や使い方について説明を受けた後、高校生たちが実際にデモ用マネキンを使って挿管に挑戦。喉頭部を映す小型液晶が付いた喉頭鏡で気道を広げ、酸素を送り込むチューブを差し込むなど一連の手順を行った。

 薬剤師コースに参加した致道館高1年の相澤怜奈さん(15)は「今まで触れたことのない分野を学ぶことができ、貴重な体験ができた。今後、進路の選択肢の一つとして考えていきたい」と話していた。

 その後、高校生たちは医師志望と薬剤師志望に分かれ、消化器内視鏡検査や注射薬調製などを体験。手術センターやヘリポートを見学した後、午後からは手術の模擬体験や模擬患者の面談・服薬指導の見学などを行った。

病院関係者を模擬患者にし、超音波診断を体験する高校生たち
病院関係者を模擬患者にし、超音波診断を体験する高校生たち



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