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2024年(令和6年) 8月3日(土)付紙面より

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米国でも鶴岡市の魅力・情報発信 帰国のアレクシスさんに市国際交流大使委嘱

 鶴岡市の国際交流員として3年にわたり活動してきた米国オハイオ州出身のクランプ・アレクシスさん(30)が2日、市国際交流大使の委嘱を受けた。アレクシスさんは今月中に米国へ帰国するが、今後も自身のSNSなどを活用して鶴岡市の魅力や情報を発信する。

 アレクシスさんは幼少時から日本の文化に興味を持ち、大学4年時の2018年に関西外国語大へ1年間留学。19年8月から2年間、三川町のALT(外国語指導助手)として町内の小中学校で英語教育に携わった。

 21年8月に鶴岡市国際交流員となり、市国際化推進プラン策定協力など多文化共生推進事業をはじめ、中学生の夏休み異文化理解事業やニューブランズウィック市関係者の来鶴時の通訳など国際交流・国際理解関連事業、鶴岡市の食文化紹介など食文化創造都市推進事業に従事した。

 国際交流大使の委嘱状交付式は鶴岡市役所で行われ、皆川治市長がアレクシスさんへ委嘱状と記念のキビソのストールを手渡した。アレクシスさんは丸3年にわたる国際交流員の活動について「最初の仕事は21年のパラリンピックでドイツのボッチャ選手団が鶴岡市で事前合宿した時。本当は別の人が通訳をするはずだったが、事情で自分に回ってきた。緊張し過ぎてどんなことを話したか覚えていない」と笑った。

 また、庄内在住の間に出羽三山は全て制覇。特に羽黒山は観光関連や友人の案内などで年に数回登ることもあり、「あの石段は三山の中で一番きついと思う」と振り返った。羽黒山頂の斎館などで提供される精進料理もよく食べたという。

 アレクシスさんは「庄内は食べ物がおいしい。納豆汁や孟宗汁、笹巻き、とち餅、ひな菓子といろいろ食べたが一番は決められない。『つるおかおうち御膳』を入手したので、米国で鶴岡が懐かしくなったら郷土料理を作りたい。自然の多さや優しい人柄も魅力」と語り、「米国でも日本に興味を持つ人は多い。初の日本旅行は東京や関西を選びがちだが、東北の食べ物のおいしさや優しい人柄を伝え、鶴岡市への旅行をおすすめしたい」と話していた。

キビソのストールを巻き、国際交流大使の委嘱状を手にするアレクシスさん(左)
キビソのストールを巻き、国際交流大使の委嘱状を手にするアレクシスさん(左)



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