2024年(令和6年) 8月3日(土)付紙面より
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手のひらサイズのかわいい動物たちと、動物たちを取り巻くこだわりの家や家具を集めたシルバニアファミリーの企画展「シルバニア村のおいしい時間」が酒田市美術館で開かれ、親子連れをはじめ多くの来館者の目を楽しませている。
「シルバニアファミリー」は1985年、女の子向けおもちゃとして玩具会社「EPOCH(エポック)」(本社・東京都)が発売したドールハウスシリーズ。家や人形、家具、店舗など、かわいらしさと細部にこだわったデザインが人気を呼び、年齢や性別を超えて世界70カ国以上の国と地域で愛されている。今回は調理器具や食器、食べ物のデザインに込められたこだわりに着目し、「にぎやか赤ちゃんパン屋さん」を中心に市美術館が企画、県内初開催した。
館内や中庭に多くのフォトスポットがあり、全展示物が撮影可能。87年に発売した最初のお店屋さんシリーズ商品「村のベーカリー」のほか、ワゴン、デリバリー、ビュッフェなどのシーンで登場する多彩なミニチュア料理やドールハウス作家とのコラボ作品が並んでいる。
また、動物たちが暮らすシルバニア村を再現した約7・3平方メートルの巨大ジオラマ、初期に発売した人形や物干しざお、二層式洗濯機から、近年のドラム式洗濯機、ハンディークリーナーのミニチュア作品もあり、時代で変化した商品に親子連れの来館者たちは懐かしそうに見入っていた。
展示は9月8日(日)まで。