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荘内日報ニュース


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2024年(令和6年) 8月15日(木)付紙面より

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新聞作りの取材体験 地元34事業所で学び 致道館高1年インターンシップ

 県立の鶴岡南と鶴岡北を統合して今春開校した中高一貫の致道館高1年生が、夏休み期間を利用して地元企業で一日インターンシップを体験した。

 「学校を飛び出して地域や社会とつながる」ことを目的とした取り組みで、鶴南、鶴北でも実施していなかった実践活動。生徒たちから他者と関わる経験を通じて学校では学び得ない多様な価値観に触れてもらい、新たな気付きや視点を見いだしてもらおうと、多様性を意味する「ダイバーシティウィーク」と名付けて実施した。

 鶴岡商工会議所の会員企業や鶴岡市、鶴岡サイエンスパークの企業などの協力を得て、今春入学した262人の1年生がリストの中から訪問する事業所を選択。学校側と、生徒たちが希望した事業所とが調整の上、日程を決定。7月25日から8月9日にかけ、計34の事業所に分かれて生徒たちが訪れた。企業は地元のさまざまな製造業やサービス業、建設業、金融機関などのほか、鶴岡市役所、県の機関、裁判所、弁護士事務所など多岐にわたった。

 受け入れ企業の一つとなった荘内日報社には5日、伊藤蒼生(あおい)さん(16)=三川中出身、早川陽斐(はるひ)さん(16)=鶴岡二中出身、相馬陸人さん(15)=立川中出身=の3人が訪れた。「報道機関と記者のことを知りたい」「新聞社の『裏側』を見てみたい」といった動機で、本社を選定した3人は、空手道の全国大会に出場する小中学生の現場取材も体験。個別に取材して大会に懸ける意気込みや日頃の練習で心掛けていること、空手道の魅力などを聞き出し、「取材メモ」作りを実体験した。

 3人は「新聞製作にはたくさんの人が関わっていることを知った。自宅に毎日届く新聞を大切に読みたいと思った」「その場、その場に合わせて臨機応変に対応するのが記者の取材だと知った」「新聞記者が実際に取材する場面を見て、自分も取材を経験できて良かった」と感想を話した。

 各事業所でインターンシップを体験した1年生たちは、体験内容の発表に向けてレポートなどを作成。9月上旬には受け入れ事業所にも参加を呼び掛けて開く発表会を予定している。

訪問先に荘内日報社を選び、取材体験する致道館高1年生の3人=5日、鶴岡市櫛引庁舎
訪問先に荘内日報社を選び、取材体験する致道館高1年生の3人=5日、鶴岡市櫛引庁舎



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