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2024年(令和6年) 8月18日(日)付紙面より

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首都圏などから小学生と保護者が鶴岡へ 伝統文化や命の大切さ学ぶ 体験ツアー「おやこ地方留学」

 首都圏などの小学生と保護者を対象とした体験ツアー「おやこ地方留学」が17日まで6泊7日の日程で、鶴岡市内で行われた。自然に触れながら生産者の話を聞いたり、伝統文化を体験したりして命の大切さを学んだ。

 生産者と消費者をつなぐ国内最大級の産直アプリ「ポケットマルシェ」を運営する雨風太陽(岩手県花巻市)が、2022年の夏休みから始めた長期滞在型の親子参加プログラム。今夏は全国12地域で行われ、県内では初開催となった。鶴岡市内の農家がポケットマルシェに加盟しているつながりもあり、同市内でのツアーが企画され、7月下旬からと、8月上旬、同中旬の3回実施された。プログラム内容はすべて同じで、漁業体験やだだちゃ豆収穫体験、カモの食肉処理見学、そば打ち体験などが盛り込まれた。

 11―17日の今回のツアーには東京都、神奈川県、千葉県の4家族9人が参加。16日は同市のいでは文化記念館を拠点に山伏修行体験が行われた。同館の学芸員から出羽三山の文化と修験道について学んだ後、入峰式を行い、白い布の宝冠をかぶって山駆け(石段登山)、修行中の食事となる一汁一菜の「壇張り」、座禅の「床固め」を体験。修行の締めくくりに、燃え上がるまきの火を飛び越える生まれ変わりの行の「火渡り」に臨んだ。子どもたちは「やー」と元気に声を上げながら次々と炎の上を飛んでいた。

 東京都から参加した小学4年の伊藤幹(かん)君(9)は「海の体験ができるので参加した。シーカヤックに乗ったり、サザエを拾ったりして1週間とても楽しかった。山伏修行の壇張りは一汁一菜で少なくておなかがすいちゃった」と話していた。

山伏修行体験の締めくくりで生まれ変わりの行の「火渡り」に挑む小学生=16日、鶴岡市いでは文化記念館
山伏修行体験の締めくくりで生まれ変わりの行の「火渡り」に挑む小学生=16日、鶴岡市いでは文化記念館



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