2024年(令和6年) 8月20日(火)付紙面より
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県内外の小学生サッカーチームが参加する「東日本大震災復興支援プロジェクトU―12交流戦」が17、18日の両日、庄内町八幡サッカー場で行われた。夏の強い日差しの中、選手たちがゴールを目指し、熱戦を繰り広げた。
鶴岡市櫛引地域を拠点とするサッカークラブ「サルバトーレ櫛引」を運営するNPO法人サルバトーレ櫛引が主管、鶴岡地区サッカー協会の主催で2012年に初めて開催。東日本大震災で被災しサッカーができなくなったチーム・選手から庄内地方でサッカーを楽しんでもらおうと、順位なしの交流戦形式で実施している。対戦経験の少ない県外のチームと試合をすることによる地元選手の強化・育成も目的の一つ。今回は総合電設業・渡会電気土木(鶴岡市下山添、丹治真彦社長)が地域貢献の一環として協力、ドローンで上空からの映像を提供するなどサポートした。
今回は地元庄内から3チーム、県内内陸や宮城県や福島県など6チームの計9チームが参加。8人制15分ハーフ、選手交代の制限なしのルールで、同じ地域のチーム同士を避けた組み合わせで交流した。
このうち、17日は12試合が行われ、選手たちは互いに声を掛け合いながら、懸命にボールを追いかけ、ゴールを目指していた。午後からはJリーグ・京都サンガFC(現・京都パープルサンガ)や大宮アルディージャでプレーした元プロサッカー選手・渡邉大剛さんによるサッカークリニックも行われた。