2024年(令和6年) 8月20日(火)付紙面より
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鶴岡の夏を踊りで盛り上げる「おぃやさ祭り」が18日、鶴岡市の山王通りで行われた。華やかな衣装に身を包んだ子どもから大人までの踊り手たちが、歩行者天国となった山王商店街で躍動感あふれる熱い踊りを披露した。
江戸時代から明治初期にかけて盛んだった鶴岡の盆踊り文化の復活を目指し、踊り団体や商店街などで実行委員会(和田力委員長)をつくり、2005年から開催。今年で20回目を迎え、鶴岡市を中心に酒田市や県外から17団体約300人が出演した。
昼の部では2会場で各団体それぞれが、用意した曲で踊りを披露。午後4時半からの夜の部では恒例の「庄内はえや節」の生バンド演奏による流し踊りが行われ、各団体がオリジナルの振り付けと独自の演出でエネルギッシュなパフォーマンスを繰り広げ、沿道に集まった市民を楽しませた。
オープニングでは県外の団体も参加し、大旗の旗振りの妙技を披露。路上を覆い尽くすように振られる圧巻のパフォーマンスで観客から大きな拍手が送られた。
開会あいさつで和田実行委員長は「20回の節目を迎えることができたのは、多くの方々の支援のおかげ。若い人たちの力でずっと続けていきたい」と感謝を伝えた。昨夏の祭りを見て、格好良さに引かれて踊りを始め、初出演した大山小6年の佐藤真帆さん(11)は「みんなと踊るのが楽しくて、たくさんの人たちから見られて気持ちいいです」と汗を流しながら話した。