2024年(令和6年) 8月22日(木)付紙面より
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障害者に海の楽しさを伝える「バリアフリービーチ大作戦」が18日、鶴岡市鼠ケ関のマリンパークねずがせきで行われた。
海浜レジャーに接する機会が少ない障害者を招き、一緒にマリンアクティビティーを楽しもうと山形バリアフリー観光ツアーセンター(南陽市)主催、医療法人社団みつわ会(鶴岡市)共催で、2017年から実施している。6回目の今回は、車椅子を利用している人や知的障害のある子どもたちと家族ら約50人が訪れた。地元の鼠ケ関自治会やNPO法人あつみ自然体験温海コーディネット、公益社団法人ライフセービング協会などボランティアの支援スタッフと家族らを合わせ総勢約170人が参加した。
真っ青な空と透明度の高い海が“歓迎”する中、参加者たちはライフジャケットを着てシーカヤックや水上バギー、ヨット、ビッグサップボードなどのマリンアクティビティーを満喫した。車椅子を使用している鶴岡市内の女児(10)は水上バギーに乗った後、「この日を待っていた。座りながら海に入れてとっても気持ち良くて楽しかった」と笑顔いっぱい。砂浜で見守っていた母親は「こうした機会がない限り、海水浴を楽しむのは難しい。スタッフがしっかりとサポートしてくれるので、安心して楽しめます」と話していた。
参加者たちが楽しんでいる様子を見て、みつわ会の関係者は「いろんな方面の方々の協力で開催できている。皆さんに感謝しかありません」と話していた。