文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2024年(令和6年) 8月28日(水)付紙面より

ツイート

全中陸上女子100M優勝 三浦さん(鶴三中3年鶴岡AC)“日本一”の快挙 決勝12秒06自己ベスト

 第51回全国中学校陸上競技選手権大会(8月17―20日、福井県営陸上競技場)の女子100メートルで、鶴岡アスレチッククラブ(AC)所属の鶴岡三中3年、三浦采桜(さき)さん(15)が優勝した。決勝で自己ベストの12秒06をたたき出し、快挙を成し遂げた。26日に同校体育館で行われた2学期始業式に先立ち、加藤弘人校長から全校生徒に“日本チャンピオン”誕生が報告され、ステージに立った三浦さんは「まさか日本一になれるとは思わなかった。応援ありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えた。

 全国中学校体育大会の競技の一つで行われた選手権大会。三浦さんは東北地区で1位となり、出場権を得て大会に臨んだ。女子100メートルには各地区代表の約90人がエントリー。19日の予選は11組に分かれて行われ、三浦さんは4組で自己ベスト(12秒10)に迫る12秒17のタイム。「ぎりぎりで決勝(8人)に行けないかも」と思っていたが、11組終了時点で5位となり、翌20日の決勝進出を決めた。

 決勝のレースは中盤で先頭争いに加わり、残り20メートルの勝負で先行する選手を追い抜くとともに他の後続の選手の追い上げを振り切り、2位に0秒04の差をつけて勝った。「決勝に行きたいと思って予選はすごく緊張したけど、目標を達成できたので決勝は気持ちが楽だった。周りを気にせず自分のフォームで走ることに集中していたので、ゴールの瞬間は自分が何着かはまったく分からなかった」。結果を伝える表示で一番上に自分の名前があり、「まじか」と驚いた。

 三浦さんは「全中の決勝レースで自己ベストを出して優勝でき、一緒に走った選手からも『おめでとう』と言われて、とてもうれしかった」と優勝の瞬間を振り返る。応援に駆け付け、動画を撮っていた両親は、ゴールの瞬間に手が震えて映像がうまく撮れなかったという。家族や仲間からは「すごい、すごい」の言葉が贈られた。

 三浦さんは身長160センチ。朝暘一小6年のときに県大会に出場して2位となったことがきっかけで、鶴岡三中1年から本格的に陸上に取り組んだ。2年生の昨年も全中に出場したが、予選敗退だった。かかりつけの整形の医師からは「筋肉の質と密度が男子並み」と言われ、足のばねを生かした走りが特徴。10月には東京・国立競技場で開催されるリレーフェスティバル、佐賀国民スポーツ大会、U16ジュニアオリンピックと3週続けて全国大会への出場が控える。「腕の振りと足の運びをもっと練習して11秒台を出したい」と意欲を見せた。

全中陸上女子100メートルで優勝し、金メダルと賞状を手に笑顔の三浦さん=26日、鶴岡三中
全中陸上女子100メートルで優勝し、金メダルと賞状を手に笑顔の三浦さん=26日、鶴岡三中



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

 
■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

Loading news. please wait...

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field