2024年(令和6年) 8月29日(木)付紙面より
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第106回全国高校野球選手権大会に県代表として出場し、初戦の聖光学院(福島)戦で勝利を収めた鶴岡東高校野球部の報告会が27日、鶴岡市切添町の同校中央体育館で行われた。
報告会はこの日の2学期始業式に併せて行われ、野球部員を含む全校生徒と教員、PTA関係者など合わせて約700人が参加。U―18アジア選手権の代表選手に選出された主戦の櫻井椿稀投手(3年)は合宿のため不在となった。
佐藤俊監督が「2回戦で敗れ、チームの目標だった8強入りは果たせなかった。野球部として志途中で負けた悔しさと精いっぱい戦えた安堵(あんど)感などが混じっている。多くの方が支えてくれたことに感謝したい」、小林優星主将(3年)が「たくさんの応援の声が力になった。8強入りの目標は届かなかったが、後輩たちに託したい。ありがとうございました」とそれぞれ謝辞を述べた。
また、齋藤哲校長が「甲子園での2試合とも素晴らしい内容で、スタンドの応援も含めて全員野球が光った。盛り上がった甲子園を忘れられない思い出にしてほしい」、生徒会長の佐々木琉麻さん(3年)が「魂のこもった熱いプレーに感動した。皆さんの挑戦する勇気と諦めない心は県民を勇気づけてくれた」とそれぞれねぎらいの言葉を述べた。
報告会後、甲子園で主戦の櫻井投手への好リードが光った億田知輝捕手(3年)は「目標には届かなかったがチームのみんなと楽しんで野球ができた。力のある後輩がたくさんいるので、自分たちが届かなかったセンバツ出場や夏の8強入りをつかみ取ってほしい」、甲子園で二塁打を放った松下哉大選手(2年)は「球児なら誰でも目指す聖地での野球はとても楽しかった。頼りになる先輩たちが抜けるのは残念だが、今年届かなかった目標をつかめるよう応援してほしい」とそれぞれ話した。