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2024年(令和6年) 8月29日(木)付紙面より

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「想像より多い」現状踏まえ懸命作業 全国から大学生ら集い日本海沿岸清掃活動

 国際ボランティア学生協会(略称・IVUSA、本部・東京都、小熊日花学生代表)の学生らによる日本海沿岸清掃活動が27日、遊佐町の西浜海岸で始まった。31日(土)までの5日間、酒田市から遊佐町にかけて漂着ごみの回収活動を行う。

 IVUSAは首都圏・関西圏を中心に全国約80大学の学生約2500人が加盟しているNPO法人。ボランティア活動は県内の産学官民でつくる「美しいやまがたの海プラットフォーム」(代表・小谷卓鶴岡高専名誉教授)、東北公益文科大学(神田直弥学長)、県庄内総合支庁と連携して2016年から実施している。12回目となった今回は関西、関東、東北一円の学生と共に県内の公益大、山形大、鶴岡高専などから計62人が参加。酒田市のNPO法人・パートナーシップオフィスの関係者7人と共に期間中、酒田市飛島の田下海岸、遊佐町吹浦の西浜海岸、同町菅里の十里塚海岸一帯で清掃活動を行う。

 初日の27日は西浜海岸約200メートルの範囲で活動。時折強い風が吹く中、学生たちは励まし合いながら砂浜に散乱したプラスチック類の破片やペットボトル、外国語が印字された漂流物を熱心に拾い集めた。中には砂に埋まった状態の大きな漁網ロープなどもあり、互いに声を掛け合い協力して掘り出していた。

 県外から参加した東北大2年の瀬戸口瑞歩さん(19)=茨城県出身=は「想像よりも多くのごみが散乱していて衝撃を受けた。捨てるのは一瞬だけど拾うのはその何倍も大変な作業。5日間積極的に取り組んで多くのことを学びたい」、公益大1年の五十嵐舞衣さん(19)=米沢市出身=は「海岸清掃に初めて参加し、県内に住んでいたが沿岸地域の現状を初めて知った。全国の学生たちが共に活動してくれることがありがたい。情報を発信し、活動を広げていきたい」と話した。

協力し漁網ロープを掘り起こす学生たち
協力し漁網ロープを掘り起こす学生たち



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