2024年(令和6年) 9月3日(火)付紙面より
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創立100周年を迎えた美術団体「白甕社」(齋藤拓委員長、会員103人)の令和6年度美術展授賞式が1日、鶴岡市東原町のグランドエル・サンで開かれた。
今年の美術展には143人(会員78人、一般65人)から絵画や彫刻、版画、工芸など167点(会員86人、一般81人)が出品された。審査の結果、白甕社賞に村上幸志さん(会員)のミクストメディア「彼方へ」と武藤元気さん(一般)の工芸「予感」が選ばれた。出品作は鶴岡アートフォーラムで展示されている(8日まで)。
この日は受賞者24人を含む白甕社の会員ら関係者合わせて約120人が出席。齋藤委員長が「時間や空間を超越して表現したものなど力作が多かった。創立100周年を節目に今後も創作活動に励んでください」と講評、受賞者に表彰状と記念品を手渡した。
引き続き開かれた創立100周年の祝賀会で絵画を愛好する会員は「自分で言うのもおかしいが、創作意欲が衰えることはない。これからも楽しんでキャンバスに向かいたい」と話していた。 酒田地区の出品作と受賞作の展示は9日から酒田市総合文化センターで始まる。入場は無料。