2024年(令和6年) 9月3日(火)付紙面より
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東北地方の小学生から一般までのアスリートを対象とした中距離(800―3000メートル)のみの記録会「2024東北アスリートディスタンスチャレンジカップ第2戦鶴岡大会」が31日、鶴岡市の小真木原陸上競技場で行われた。「記録にチャレンジ」を合言葉に、子どもから大人まで県内外のアスリートが中距離レースに臨んだ。
同カップは東北在住者、出身者の市民ランナーでつくるクラブチーム「K―project」を中心に上山市、鶴岡市、西置賜地区の各陸上競技協会などが主催。昨年長井市で初めて開かれた。
今年はシリーズ3連戦を予定しており、第1戦は8月4日に上山市で開催。第2戦の鶴岡大会を経て、ファイナルの第3戦は9月28日に長井市で行われる。
初開催の鶴岡大会には東北一円から155人がエントリー。女子が800メートル(小学4年生~中学生)、1500メートル(中学生以上)、3000メートル(高校生以上)で、男子は1000メートル(小学4~6年生)、1500メートル(中学生以上)、3000メートル(同)の計6種目で勝敗が争われた。
レースは女子800メートルを皮切りに、次々と各種目が行われた。この日は時折強い雨が降るあいにくのコンディションとなったが、選手たちはそれぞれ自身のベスト記録を目指し、全力でトラックを駆け抜けていた。
男子3000メートルには県内各地から箱根駅伝経験者など強豪ランナーが多数エントリー。レベルの高いレースを展開し会場を沸かせた。
女子800メートル1組で、トップでゴールに入った余目一小4年の國井結糸(いと)さん(10)は「今日は足が軽くて回転も良く、うまく走れた。グループ1位でゴールでき、とても気持ち良かった。もっと練習して中学生になっても陸上を続けたい」と笑顔を見せていた。