文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2024年(令和6年) 9月3日(火)付紙面より

ツイート

庄内論語素読検定に挑戦 夏休みの成果小学生披露

 鶴岡市の国指定史跡・庄内藩校致道館で1日、市内の小学生を対象にした「論語素読検定」が行われた。鶴岡教育委員会作製の「親子で楽しむ庄内論語」全55章の中から好きな言葉を選んで暗唱し、素読の数に応じて決まる初級・中級・上級を目指し、子どもたちが懸命に素読に挑戦した。中には32の言葉を暗唱した子どももいて、検定員を驚かせていた。

 藩校致道館の教育精神・伝統文化の継承に取り組む同市の致道館文化振興会議(橋本政之会長)を主体に、致道博物館、藩校致道館が2022年に、酒井家庄内入部400年と「親子で楽しむ庄内論語」の作製10周年を記念して初めて実施。継続希望が多く、3年連続での開催となった。市内9小学校の小学1―6年生25人が挑み、開会行事で橋本会長が「夏休みに素読の練習を重ねた思い出は、大人になっても忘れないはず。暑い中、懸命に練習したことを思い出し、皆さん頑張って」と激励した。

 同会議メンバーらが検定員となり、藩主が使用した「御入間(おいりのま)」などに一人一人が入室して検定が行われ、「し、のたまわく―」とそれぞれが覚えた言葉を暗唱。わが子の頑張りを見守る保護者の姿もあり子ども以上に緊張の表情を見せていた。

 「親子で楽しむ庄内論語」全55章のうち5つ暗唱で初級、10で中級、20で上級合格。上級に挑戦し合格した朝暘二小2年の北俐々(りり)さん(8)は「夏休みに頑張った。上級に合格できてうれしい」とほっとした表情で話した。

 参加者には藩校致道館特製の缶バッジとクリアファイルが贈られ、合格検定証は後日、各学校を通じて届けられる。同会議は来年度も実施を検討する。

藩主が使用した「御入間」で庄内論語の素読検定に挑戦する小学生
藩主が使用した「御入間」で庄内論語の素読検定に挑戦する小学生



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

 
■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

Loading news. please wait...

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field