2024年(令和6年) 9月13日(金)付紙面より
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鶴岡工業高校建築科の生徒を対象にした「現場見学会」が11日、鶴岡市で進められている各建設現場で行われた。
県建設業協会鶴岡支部・青年部(土岐正行部長)が次世代を担う高校生に建設業が果たす役割について理解を深めてもらおうと毎年実施している。
この日は1年生男女22人が参加。▽市立荘内看護専門学校新築工事(鶴岡建設・マルゴ・佐藤組共同企業体)▽西目地区地すべり対策工事(鈴木工務店)▽旧由良小学校校舎等解体工事(誠朋建設)▽市朝日庁舎・消防署朝日分署改築工事(菅原建設・伊藤組・十和建設共同企業体)―の4カ所を見て回った。
このうち、荘内看護専門学校の新築工事現場では組んだ足場を上って建物の土台となる型枠工事を見学した。担当者は「鉄筋コンクリート3階建て(一部鉄骨)で、今の進捗(しんちょく)は3割ちょっと。2026年4月の開校を目指して順調に工事が進んでいる」と説明した。
将来、建築系の地元就職を希望しているという相馬虎輝(とらき)さんは「型枠の構造がとても複雑だった。仕事は大変だと思うが、作業の種類が多くて楽しさも感じた。建設業はインフラ整備だけでなく、多発する自然災害の復興に大きな役割を果たしていると思う」と感想を話した。