2024年(令和6年) 9月17日(火)付紙面より
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酒田市の庄内空港で15日、「おいしい庄内空港空の日フェスタ2024」が開かれ、普段は立ち入りが制限されるエプロン(駐機場)など一部を開放。空港で働く車や小型航空機の展示、乗機体験などが行われ、大勢の親子連れらでにぎわった。
県、庄内空港利用振興協議会、空港内の事業所などで構成する実行委員会(会長・土門敦彦県庄内空港事務所長)が主催。空の日(9月20日)、空の旬間(9月20―30日)に合わせ、広く県民に航空に対する理解と関心を高めてもらい、庄内空港の利用拡大につなげるのが狙い。
この日は時折雨が降るあいにくの天候の中、家族連れや航空機愛好家など約870人が来場。普段立ち入ることのできないエプロンの一部が開放され、庄内空港ビルマスコットキャラクター「まめうさ」との撮影会や空港内でのフライトシミュレーション体験、海上保安庁の航空機「はくたか」や県航空協会による小型航空機のデモフライト、展示などさまざまな催しが行われた。
このうちエプロンからの定期便見送りでは、来場者たちが羽田空港に向け出発する全日空機に向け大きく手を振り、間近から見る飛び立つ姿にしきりにシャッターを切っていた。
秋田市から家族で訪れた齋藤夏樹君(4)は「エンジンの音が大きくて風も強くてびっくりした。飛ぶのが見れてうれしかった」と笑顔で話した。
一方、庄内空港隣の緩衝緑地公園では庄内浜文化伝道師協会(手塚太一会長)主催の「おいしい庄内空港お魚フェスタ」が同時開催され、水産加工品の販売やヤマメのつかみ取り体験、ヒラメの解体ショーなどのイベントが催され、大きなにぎわいを見せた。