2024年(令和6年) 9月20日(金)付紙面より
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梨を食べて事故、犯罪も“なし”―。「交通事故はなし、飲酒運転はなし、犯罪はなし」を呼び掛ける「000(なしなしなし)作戦」が18日、鶴岡市西荒屋の産直あぐりで行われた。ドライバーたちに櫛引地域特産の梨を配布しながら、交通ルールの順守や防犯意識啓発を呼び掛けた。
地域の安全・安心を推進するとともに特産の梨をPRしようと、鶴岡市交通安全推進協議会櫛引支部や市防犯協会櫛引支部、市櫛引地域交通安全母の会などが主体となって約30年前から毎年実施している。
例年は「秋の交通安全県民運動」(今年は9月21~30日)に合わせて9月末に行っているが、今年は産直から「梨の販売が早めに終わりそう」という情報があったため、1週間ほど早い実施となった。
この日は各団体から約20人が参加。梨は産直あぐりから約300個を購入した。鶴岡警察署員が国道112号を通る車両を産直の駐車場へ誘導し、各団体の会員たちが「運転に気を付けて」などとドライバーに呼び掛けながら、梨と夜光反射材など啓発用品を手渡した。
県外ナンバーも多く、思いがけないプレゼントを受け取ったドライバーは、「いいんですか」と驚いた様子。「事故なしで気を付けます」と笑顔を見せていた。