2024年(令和6年) 10月1日(火)付紙面より
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鶴岡市の鶴岡銀座通りで29日、「ぎんざ秋まつりパークレット・チャレンジ×つるおか麺フェス2024」が開かれ、市内外からの家族連れや若者のグループなどでにぎわった。
車道の一部を歩行者から楽しんでもらう空間に転用する「パークレット」の社会実験と、ラーメンをはじめ県内の特色ある麺文化を発信するイベントを組み合わせ、鶴岡銀座商店街振興組合(鈴木裕士理事長)が鶴岡商工会議所青年部や致道館高生らと連携して企画・開催。銀座通り中央2ブロック約200メートル区間の一方通行2車線のうち1車線を通行止めにして椅子とテーブルを並べたり、店舗や高校生グループが出店したりして、歩道と連続させた空間を創出した。
麺フェスには、地元から3店舗、山形市や東根市から4店舗の計7店舗が出店。午前11時のイベント開始を前に各店舗のブース前には長蛇の列ができ、それぞれがお目当てのラーメンに舌鼓を打った。庄内農業高の生徒たちは名物の「庄農うどん」の生麺(5食セット)に、開発中の中華麺2食分をサービスで添えて販売。開店から30分ほどで用意した110セットが完売。致道館高生たちは、自らが開発したジュースを販売した。SNSで開催を知り、酒田市から訪れて異なる店舗のラーメン3食を家族で分け合って楽しんだ高橋智也さん(28)は「気になっていた店のラーメンも食べることができた。にぎやかな雰囲気と屋外の開放的な空間で食べることができ楽しい」と話していた。
同振興組合の鈴木理事長は「天気に恵まれ、大勢の人出でにぎわった。今後も2車線のうち1車線を活用したパークレット方式のイベントを企画していきたい」と話していた。