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2024年(令和6年) 10月4日(金)付紙面より

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アメリカザリガニ有効利用 鶴岡「ほとりあ」「ざり卵」プリン5日限定販売

 鶴岡市自然学習交流館「ほとりあ」で5日(土)、周辺の湿地で駆除した外来種のアメリカザリガニを餌にニワトリが産んだ卵を使って開発されたプリンの限定販売が行われる。「ざり卵」と名付けたこの卵は、通常の卵と比べて黄身の色が濃いといった特徴があり、地元の菓子店が開発したプリンはオレンジ色に近く、濃厚な味に仕上がったという。駆除したザリガニの有効利用の拡大につなげていく。

 ほとりあ、山形大学農学部、藤島地域の養鶏農家・佐藤直樹さんが共同で昨年度から、ざり卵の共同研究を進めている。ほとりあで駆除するアメリカザリガニは年間2万匹に上るが、粉末加工で食品利用するのは1割程度。そこで、ニワトリに餌として与えて卵を活用する取り組みに乗り出した。

 平飼い養鶏を行っている佐藤さんに、ゆでて冷凍したザリガニを丸ごと提供し、餌として1週間以上与える取り組みなどを試験的に実施。農学部の調査でこれまでに、黄身が赤みを帯びて濃い色になることや、ニワトリが有効な餌として認識して食べることなどが分かった。

 プリンは、ほとりあがある地元の菓子店「福田屋」が協力して開発した。5日午前9時から、ほとりあで限定20個を販売(1個税込み280円)する。同時に、佐藤さんの養鶏場の平飼い「ざり卵」6個入り1パックを420円(税込み)で計15パック販売する。

 ほとりあは「駆除したザリガニの食材活用の幅が『ざり卵』によって広がることを期待している」と話している。販売などに関する問い合わせは、ほとりあ=電0235(33)8693=へ。

ほとりあのイベントで行われた卵の色比べ。手前が「ざり卵」の黄身で、隣が通常の卵の黄身
ほとりあのイベントで行われた卵の色比べ。手前が「ざり卵」の黄身で、隣が通常の卵の黄身

ゆでて冷凍したアメリカザリガニを食べるニワトリ
ゆでて冷凍したアメリカザリガニを食べるニワトリ



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