2024年(令和6年) 10月6日(日)付紙面より
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美しいやまがたの海プラットフォーム(代表・小谷卓鶴岡高専名誉教授)のクリーンアップ運動が5日朝、鶴岡市の湯野浜海岸で繰り広げられ、約340人の参加者が砂浜に漂着したごみなどを拾い集めた。
同プラットフォームは2008年、海ごみ問題に関する情報の共有を目的に発足した連携組織で、庄内地域を中心にした産学官の団体で構成。「裸足で歩ける庄内海岸」をスローガンに、構成各団体による海岸線のクリーン作戦や情報交換などを行っている。
この日は、鶴岡「小さな親切」の会(会長・松田正彦荘内銀行頭取)の加盟団体や地元の企業やグループ企業の従業員らも参加。子ども連れや山形市、仙台市からの参加もあった。小谷代表はあいさつで「海岸漂着ごみは、陸ごみが川ごみとなり、海岸に流れ着くことを分かってほしい。皆さんの協力もあり、少しずつ裸足で歩ける庄内海岸に近づいている」と述べた。
参加者たちは午前8時半から約1時間にわたって砂浜を歩き、外国語表記の物を含むさまざまなプラスチック容器や空き缶、ロープなどの漁具の漂着ごみを拾い集めた。朝暘六小4年の山口湊輔君(10)は「タイヤみたいな大きなごみもあってびっくりした」と話し、一緒に参加した父親や兄と懸命にごみを拾っていた。