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2024年(令和6年) 10月6日(日)付紙面より

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好きという気持ちが心の栄養に 鎌田さん(フルート奏者)エール 母校・鶴三中で進路講話

 鶴岡市出身のフルート奏者・鎌田邦裕さんが4日、母校の鶴岡第三中学校(加藤弘人校長、生徒516人)を訪問し、全校生徒の前で進路講話を行った。鎌田さんは「音楽が楽しいから音楽家を続けていられる。好きという気持ちが心の栄養になる」と生徒たちに呼び掛けた。

 進路講話は同校キャリア教育の一環として行われた。鎌田さんは「いま、三中生へ伝えたいこと」の演題でフルートを習い始めたきっかけなどを語るとともに「鶴岡三中で吹奏楽部に入り、多くのことを学んだ。顧問の先生が語った『部活動は人間形成の場。先輩は自分が培ってきた技術や知識を惜しみなく後輩に伝えてほしい』という言葉は今でも自分の指針になっている」と述べた。

 また、音楽家としての活動について「コンサートの準備はとても大変。場所や日時を決めるだけでなく、誰に音楽を聴いてもらうか、ちゃんと収入が得られるかいろいろ考えなければならない」と話した上で「音楽が楽しいから音楽家を続けられる。誰かと話すことや本を読むこと、スポーツをすることなど、どんなことでも好きという気持ちが心の栄養になる。皆さんもこの気持ちを生活に取り入れ、進路選択の一助にしてほしい」と呼び掛けた。

 最後に執行部員で吹奏楽部に所属する3年の佐藤香都さん(14)が「進路について悩んでいたが、鎌田さんの講話に勇気をもらった。諦めずに夢を追い掛けたい」とお礼の言葉を述べた。

 講話後、同校後援会や同窓会から鎌田さんへ今後の活躍への期待を込めて激励金が贈られた。また、吹奏楽部員を対象に鎌田さんの特別レッスンなども行われた。

 鎌田さんは鶴岡三中、鶴岡南高(現致道館高)を経て京都市立芸術大音楽学部へ進み、同大大学院音楽研究科修了。現在は京都を拠点に活動しており、オーケストラへの客演やソロ、室内楽の演奏、後進の指導に注力している。これまで第91回日本音楽コンクール(2022年)のフルート部門2位、英国で開催された第1回リバプール国際フルートコンクール(23年)1位などを獲得している。

母校の鶴岡三中で進路について講話する鎌田さん
母校の鶴岡三中で進路について講話する鎌田さん



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