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2024年(令和6年) 10月11日(金)付紙面より

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地元の伝統工芸を継承 酒田・南平田小 「庄内刺し子」の体験授業

 酒田市の南平田小学校(木村克範校長)で8日、日本三大刺し子の一つ「庄内刺し子」の体験授業が行われ、6年生28人が地元に伝わる伝統工芸の継承に努めた。

 刺し子は衣類の補強などのため、豊作などの願いを込めた文様を縫い込んだもの。庄内刺し子は目が細かく繊細緻密が特徴とされ、青森県の「こぎん刺し」「菱刺し」とともに日本三大刺し子と呼ばれる。同校では地域の文化に触れる機会をつくろうと、家庭科の授業を活用し毎年、6年生が取り組んでいる。

 この日は、市内で刺し子教室などを行っている「平田さしこの会」の藤原祥子会長はじめ会員4人が同校を訪問。児童たちは庄内柿の花を表した「柿の花刺し」文様のコースター作りに挑戦した。「針を通す時は布をすくうような感覚で」「糸の一目がなるべく均等になるように」「糸を引く時は引っ張り過ぎないよう気を付けて」などアドバイスを受けながら、児童たちは複雑で幾何学的な文様の縫い付けに悪戦苦闘しながらも、一針一針丁寧に刺していた。

 小松原蓮子(はすね)さん(12)は「糸を交差して十字模様にする部分が難しかったが、先生に手伝ってもらいながらきれいに縫うことができた。こんなに難しいのを何種類も作るなんて、昔の人はすごいと思った」と話した。

一針ずつ教わりながら庄内刺し子に取り組む児童
一針ずつ教わりながら庄内刺し子に取り組む児童



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